その他
2024/08/16(金)
筋膜と協調中心
こんにちは!
小田嶋です。
本日は姿勢調整の視点から、筋膜などの軟部組織に視野を広げていきたいと思います。
結構大事な内容なので、集中して読み進めていただけると嬉しいです。
姿勢の調整には、”筋膜の張力”が大いに役立っています。
立位姿勢を保持している時には筋膜配列による筋膜の基底張力によって、その姿勢を保つことが出来ていると言えます。
本来であれば、立位姿勢での”意識的”な制御は関与せず、重心の偏位によって姿勢の不良によって重心動揺が増加し、筋膜の張力が身体保持に関与してきます。
この時、筋膜に張力が加わることで、筋紡錘の刺激を引き起こし、適切な筋収縮が引き起こされる。
不良姿勢によって協調中心(1つの面の1つの方向で、分節を動かす筋力のベクトルが収束する深筋膜上の明確な点で、”トリガーポイント”とも共通しやすい点、ポイントのこと)が高密度に変化することで、疼痛が生じてきます。
※高密度化とは、基質のゲル化と筋膜内コラーゲン線維の配列の変異。
生理学的にはコラーゲン線維の増大を示すことが多い。
この状況では、通常の姿勢や運動時に生じる疼痛を増大させないために、代償動作をとるようになります。
筋膜の基底張力が高密度化の形成のよって変性することで、神経受容体が異常な張力に対してビーン!と反応することになります。
「引っ張られすぎ!ちょっとやばいよ!」
みたいなそんな感じです。
そして、疼痛信号も異常な状態を感知し、体に迫っている危険を発信し始めます。
ここで姿勢代償が入るような流れですね。
例えば腰痛患者様で、普段から片方に重心を偏移させる癖がある方がいたとします。
その姿勢では大腿筋膜張筋に伸張力が加わり、同じ配列に存在する遠位の筋膜単位である長趾伸筋で反対方向の伸張力が誘発されます。
上記のような「張力の調整」は多くの場合で、急性疼痛を生じさせることがほとんど。
その理由として、筋膜の分節に集中している自由神経終末(疼痛を感じる神経)が過剰な伸張力を受けているためです。
今日の内容で言えることとしては
・重心の観点
・姿勢の観点
・筋膜の張力関係
を検査していくことで、さらに視野を広げた治療展開ができるはずです。
ただ単純に、”筋肉が硬い、筋膜が硬い”と単一的に見るだけでなく、ここで強制を強いられている筋膜は同一上で反対方向に筋膜の張力を担っているところはどこかな?と考えてみると、さらに筋膜ラインの知識も深いものになります。
ぜひ臨床場面で治療の思考を洗練させてください
それではまた書きます。
-小田嶋庸介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
患者さんの痛みが一向に取りきれず、自分の治療に疑問を持っていませんか?
もし「YES」であれば、あなたの治療方法に問題があるのではなく、
「検査方法」が分からず問題点を見つけ出せないことが1番の課題です。
私が臨床場面で培った、検査学の教科書を無料でダウンロードできるようになりました
https://cap-harebare.com/kensagaku/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
もし、あなたがが今の治療現場で、
・治療の軸が持てない
・治療の戻りが出てしまう
・しっかり患者様へ説明ができない
・治療の効果にムラがある
その悩みはこの完全版セミナーで解決できます
↓
【完全版】全ての治療家は必見!この動画1本で疼痛治療が全て理解できます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私と人生の時間を本気で共有しましょう!
各県からお問合せが増えてきております。
その中で、私の手が届かない範囲でも、なんとか受け皿を作っていきたいと考えています。
私と一緒に知識と技術を学び、人としての器を鍛え人生に挑戦していきませんか?
↓
今すぐ確認する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
短期間で、徹底的に重心治療を一緒に学びません?
2日間にわたって重心治療を徹底的に学ぶためのマスターコースがあります。
受講は2人限定でたっぷり時間の共有ができるので
些細な疑問から深い疑問までお答えすることができます。
何より小田嶋と感覚を直接共有できるので
2日間で飛躍的に感覚を強化することができます。
併せて、評価や施術の質を格段にレベルアップすることができます。
マスターコースに関する些細なご相談もお受け致します。
その他にも臨床場面で困っていることがあれば、お気軽にご相談ください
お問い合わせ:info@seitai-harebare.com
メールアドレス必須
以下の内容に同意の上ご登録ください。
【プライバシーポリシー】
包括的疼痛アプローチ研究会(以下「当社」といいます。)は、当社の主催するセミナーの受講者、当社の経営する施術院の利用者、当社の販売する商品の購入者及び当社ウェブサイトの利用者(以下「お客様」といいます。)並びに当社の役員、従業員及び業務委託先(以下「従業員等」といいます。)の権利・利益を保護するために、個人情報を適切に管理することが当社の社会的責務であると考えています。
そこで、当社における個人情報の取り扱いに関する方針を、次のとおり定めます。なお、本文中の用語の定義は、個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」といます。)及び関連法令によるものとします。
第1条(法令遵守等)
当社は、個人情報保護法その他の関係法令、個人情報保護委員会の定めるガイドライン等及び本プライバシーポリシー等を遵守し、個人情報を適切に取り扱います。
第2条(個人情報の取得)
当社は、お客様及び従業員等の個人情報を適法かつ適正に取得し、偽りその他不正の手段により取得しません。
第3条(個人情報の利用目的)
当社は、お客様の個人情報を、以下の各号の利用目的又はその取得状況から明らかである利用目的の範囲内で取扱います。
ただし、お客様本人の同意がある場合又は法令で定められている場合については、この限りではありません。
(1)セミナーの開催及びこれに関連する業務
(2)整体の施術及びこれに関連する業務
(3)書籍、CD、DVD、教材、デジタルコンテンツ等の商品の販売業務
(4)メールマガジンの配信
2 当社は、従業員等の個人情報を、以下の各号の利用目的又はその取得状況から明らかである利用目的の範囲内で取扱います。ただし、従業員等本人の同意がある場合又は法令で定められている場合については、この限りではありません。
(1) 業務上の連絡、勤怠管理、給与の支払い、経費の清算、人員の適正配置、人事評価、能力開発、福利厚生、安全衛生等の労務管理その他労働関係法令、税関係法令および社会福祉関係法令に定められた義務の履行
(2) 社内規程に定められた各種手続の受理、履行および管理
第4条(個人データの委託)
当社は、業務の円滑化及びよりよいサービスの提供の為、お客様及び従業員等の個人データの取り扱いを協力会社に委託する場合があります。この場合、当社は、個人情報を安全に管理できる委託先を選定し、当該委託先に対し適切な監督を行います。
第5条(個人データの第三者提供)
当社は、お客様及び従業員等ご本人の事前同意がある場合又は法令で認められている場合を除き、お客様及び従業員等の個人データを第三者(前条の委託先を除きます)に提供しません。
第6条(個人情報の適正管理)
当社は、お客様及び従業員等の個人情報について、正確かつ最新の内容に保つとともに、お客様及び従業員等の個人情報の漏えい、滅失又は毀損の防止その他の個人データの安全管理のために必要かつ適切な措置を講じます。当社の従業員に個人情報を取り扱わせるときは、当該従業員に適正な教育を行い、必要な監督を行います。
第7条(保有個人データに関する受付)
当社は、お客様及び従業員等に関する保有個人データの利用目的の通知、内容の開示のご請求、保有個人データの内容が事実に反する場合等における訂正・追加・削除、利用の停止・消去のご請求については、法令および当社規程等に従って、適正かつ迅速な対応を行います。
第8条(お問合せ及び苦情の受付窓口)
当社の個人情報の取り扱いに対するお問い合わせや苦情及び保有個人データに関するご請求・ご照会・ご相談等は、下記までお問い合わせください。
記
包括的疼痛アプローチ研究会
〒959-1232 新潟県燕市井土巻2-194 カーサ・セントラーレC棟101号
TEL:070―1300―0043
第9条(継続的改善)
当社は、個人情報保護に関する法令、諸規定、および本プライバシーポリシーに基づき、社内の個人情報管理体制について継続的改善に努めます。
第10条(改正)
本プライバシーポリシーは、必要に応じて改正することがあります。この場合、当社が改正後のプライバシーポリシーを当社ウェブサイト等で告知した時点で、改正の効力が生じるものとします。
以上
2018年5月23日 制定
※ご登録頂いたメールアドレスは当院プライバシーポリシーに基づき厳重に管理致します。迷惑メールなどは一切送らない事をお約束致します。
自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
ブログカテゴリー