こんにちは！

 

 

 

 

小田嶋です。

 

 

 

 

 

日頃から頭痛や耳鳴り、耳の聞こえづらさなどを訴えられる患者様の治療は得意でしょうか？

 

 

 

 

 

私は結構得意なのですが、どういった問題にしても「要因」である生理学・解剖学を学んでいないと太刀打ちできないので、

 

 

 

 

 

 

症状に対する”武器”として知識武装をしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

まず今回お伝えしたい頭痛や耳鳴り・違和感などの要因として「副鼻腔炎」があります。

 

 

 

 

 

 

副鼻腔炎が進行すると「蓄膿症」と呼ばれることも

 

 

 

 

 

 

副鼻腔炎は幼児から高齢者まで幅広い年齢層で見られ、

 

疫学的には、急性副鼻腔炎が２０ー40代で多いとされ、慢性副鼻腔炎は６５歳以上で多いとされています。

 

 

 

 

男女比では、男性が女性よりも1.5〜３倍多く、男性の方が罹患しやすいと言えます。(文献によって差異があるので注意）

 

 

 

 

 

その理由として、テストステロンや鼻粘膜の厚さがあります。

 

 

 

 

 

男性は言わずもがな女性よりテストステロンが多いですよね

 

 

 

 

 

テストステロンは、やる気や気持ちを向上させる作用（精神作用）。

 

 

代謝を促進し、筋肉の成長・増加、骨密度の向上に関与しています。

 

 

 

 

しかし、実は炎症を促進させる作用（特に慢性炎症）を持ち合わせています。

 

 

 

 

反対にエストロゲンは抗炎症作用があるので、女性の方が炎症が起きた時に素早く炎症を鎮静させる作用が強いです。

 

 

 

 

 

 

その他にも女性と男性で鼻腔の粘膜を比較すると、男性の方が厚みがあると言われています

 

 

 

 

 

 

 

解剖学的には鼻腔は男性で広いのですが、粘膜の違いにより鼻汁が算出されたときに、排出しづらいのが男性なんですね

 

 

 

 

 

 

話しを戻します

副鼻腔といっても複数箇所ありますので、解剖を確認しましょう！

 

 

 

 

副鼻腔は前頭骨・篩骨（目の中）・上顎に位置しています。

 

 

 

 

 

 

副鼻腔炎は細菌やウイルスの感染によって鼻の奥の副鼻腔で起こる炎症のこと。

 

 

 

 

 

その後、上顎の部分でキューッと絞られるような痛みや頭痛に変わっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

飛行機に乗る時なんかは気圧がガッツリ変わるので、副鼻腔炎の方は結構きついですよね

 

 

 

 

 

 

この時に、鼻水を吸ったり勢いよく鼻をかんだりすると、耳の違和感や聞こえづらさに繋がります。

 

 

 

 

 

鼻は耳管で耳と繋がっており、吸ったりおもいっきり吐いたりすることで内圧が変化するためにこのような状態が起きます。

 

 

 

 

 

急性副鼻腔炎で大事なのは、

・やさしく鼻をかむ

・鼻水を吸わない

です。

 

 

 

 

 

 

慢性副鼻腔炎と言えるのは、大体３ヶ月以上にわたって症状が続いている場合です。

 

 

 

 

 

 

慢性副鼻腔炎のほとんどはカビやアレルギー症状などから来ることが多いとされています。

 

 

 

 

 

 

なので、元々アレルギーっぽい方は慢性副鼻腔炎になりやすいため、注意が必要です

 

 

 

 

 

慢性副鼻腔炎では

・頭痛

・顔の痛み

・難聴

が出ます。

 

 

 

 

 

なので、頭痛や耳の違和感がある方では問診の時点で普段からアレルギー症状があるか？は聴取することが大事です！

 

 

 

 

 

 

ここから治療方法になってくるのですが、

副鼻腔炎は基本的に抗生物質やアレルギー性の服薬をすることで改善に向かう場合がほとんど。

 

 

 

 

 

 

しかし！！

炎症は治っても、内圧の変化や頭蓋骨の硬さが出ていると頭痛や耳の違和感、聞こえ辛さは継続する時があります。

 

 

 

 

 

 

 

そんな時には、副鼻腔に関与する

・前頭骨

・篩骨

・上顎骨

の可動性を出していくことが特に重要と言えます。

 

 

頭蓋は縫合で形成されているため蝶形骨の可動性も検査し治療介入することも大切です。

 

 

 

蝶形骨治療の動画を見る

 

 

 

 

 

 

私自身も知らないことで見落とすことや治せないことが多々ありました。

 

「これ知ってたら、もっと●●さん良くできたのに！」と悔しい思いをするのはもう懲り懲りです。

 

 

 

 

 

1日1日着実積み上げていきましょ

 

 

 

 

 

 

 

それではまた書きます。

 

 

 

 

 

 

ー小田嶋 庸介

 

 

 

 

 

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