その他

2024/07/14(日)

ランドマークを把握しないと地図が分からない

 

こんにちは!

 

 

小田嶋です。

 

 

Youtubeにて「肩甲骨の正しい位置は?」というご質問をいただきました。

 

 

 

正しい位置関係というのは「解剖学的肢位」における位置です。

 

 

 

肩甲骨で言えば、解剖学的肢位=立位では、

・肩甲骨上角:Th2

・肩甲棘内側縁:Th3

・第1ー8肋骨の間、Th2-Th7,8の間

・胸椎棘突起から肩甲骨内側縁まで7cmの距離

 

ということになっています。

 

 

なので検査をする際には、こういった”ランドマーク”を把握しておくことが1つの指標になるという意味でとても重要です。

 

 

 

ここで少し思考の階層を深めます。

そもそも正しい位置というのと最適かどうか、は違います。

とっても大事な考え方です。

 

 

 

例えば、普段から農家仕事をされている方で円背の女性。

脊柱は全体的に屈曲し、肩甲骨はそれに伴って外転・挙上し、脊柱の生理的な前弯・後弯は崩れているにも関わらず、痛みは全くない。

こんな方は結構いらっしゃいます。

 

 

 

痛みがないのは、「重力に適応し、重心移動ができている」と捉えられます。

 

 

痛みがある場合は「重力への適応ができず、重心移動が固定され、一定の関節・軟部組織・神経に負担がかかっている状態」であり、これでは体が外力に対して”最適化”できていません。

 

 

 

この時、円背の女性が仮に正常な位置関係に肩甲骨が持って行かれた時に、「痛みが起きてしまう可能性」もあるわけです。

 

 

 

これが正しいと最適の大きな違いです。

 

 

 

 

我々治療家が求めるべきは正しさではなく「最適化」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

また書きます

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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