その他

2025/01/19(日)

冷え性のアプローチは出来ていますか?

 

こんにちは!
 

 

小田嶋です。

 

 

 

 

まだまだ朝や夜は寒い日が続いています。

 

 

 

 

 

この季節では末端が冷えやすく、低体温になりやすい患者様が増えてきますよね。

 

 

 

 

患者様の中でも「最近よく足先が冷えやすいんです。」や「昔はそんなことなかったのに手が冷えてなかなか温まらない。」

 

 

 

 

こんなお声をよく聞きます。

 

 

 

女性はもちろん、最近では男性でも末端が冷えている方を多くお見受けしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

低体温になると、女性では不妊症につながりやすく、免疫力も著しく低下しますし、

治療効果にも大きな影響を及ぼすため、思考を深めるという意味でもしっかり落とし込んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

まず、「冷え症」とは、一般的には”寒さを感じないくらいの温度”に対して、
寒さを感じる閾値が低くなる(寒さの一定ラインが低くなる)異常な感受性のために引き起こされます。

 

 

 

特に筋・骨格量や脂肪量の少ない女性・男性に頻発しやすいと言われています。

冷え症は、

・甲状腺機能の低下
・貧血
・線維筋痛症

上記の基礎疾患がある場合も引き起こしやすいので覚えておいてください。

 

 

また、ビタミンB群の一種である、ビタミンB12の欠乏も冷え症に関連してきます。

 

 

 

 

 

ビタミンB群は妊娠初期に赤ちゃんがしっかりお腹の中で育つためには必須のビタミンなので、妊娠初期で冷え症がある際は本当に栄養面から補っていく必要があります。

その他にも低体重、低血圧なども冷え症を引き起こす因子となるので、注意が必要です!

 

 

 

 

 

”冷えは万病のもと”と言われるくらい東洋医学では重要視されています。

 

 

 

 

 

もちろん西洋医学でも生理学的なマイナス機構が存在するので詳しく掘り下げてみましょう。

 

 

 

①、心臓・血管へのストレス増大

 

結論から言うと、手足などの末端が冷えることで体が中心部の温度を維持するため、より心臓が働く必要があるので心臓・血管系は負担が増えます。

生理学的なヒトの反応としては、
冷えを感じると、手足の血管は縮小させて熱損失を減少させます

この反応が血圧を一気に上昇させ、心臓に追加の負担をかけることにつながります。

 

 

 

 

だからこそ、トイレやお風呂場に行くときに気絶したり心臓系の疾患が起こりやすいのは上記の生理学的な機構によるものです。

 

 

 

 

 

②、末梢循環の低下

手足が冷えると、末梢への血流量が著しく減少します。

 

 

重心治療の観点から考えると、末端からトラブルが起こっていることが多く、末端の筋・骨格系のトラブルが改善しないと、慢性的な疼痛が一向に回復しません。

 

 

 

 

 

 

だからこそ、疼痛治療では末端の循環状態や筋・骨格系のトラブルは早めに治していくことが必須です。

③、 免疫機構の低下

冷え症は直接的に免疫系統に影響を及ぼします。

 

代表的には、リンパ球の減少、ナチュラルキラー(NK)細胞数の減少、ヒートショックプロテイン機能の低下が挙げられます。

 

 

 

 

 

リンパ球やNK細胞は体を外敵から守る役割を果たしているのは有名ですが、ヒートショックプロテインとは、内部に起こる癌の増殖や、細胞の損傷を回復させる作用があるタンパク質のことです。

 

 

 

 

そのため、外も内も抑制できずに、てんやわんやになってしまいます。

 

 

 

 

 

④、自律神経への影響

寒い天候や手足の冷えには精神面にも直接影響を与え、孤独感を生じさせたり、季節性情動障害(SAD)を悪化させる可能性があります。

 

踏み入った話しになりますが、実は”孤独感”は、脳に本来備わっている下降性疼痛抑制機能の働きを弱くし、「痛みを感じやすい」体にしてしまいます。

 

 

 

 

だからこそ、我々治療家は心の移ろいにも注視していきましょう。

 

 

 

冷え症にはいくつか分類があるので、
ここで覚えておけると臨床に役立つかと思います。

 

 

①、下半身型

足は冷えるが、手などの上半身は冷えず、30代から中高年の男女に多く見られ、冷え症の中でもこのタイプに当てはまる人が最も多いです。

 

 

冷えのほかに痛みやしびれを伴う場合は、閉塞性動脈硬化症や脊柱管狭窄症が原因として考えられます。

②四肢末端型

手や足の先から冷えるタイプで、いわゆる「末端冷え性」と呼ばれています。

低体重の方に多く年齢は10代から20代。

男性よりも女性に多いのが特徴的と言えます。

四肢末端型の冷え症では、栄養素の状態(五大栄養素)が明らかに足りていない状態で筋・骨格量が低いため、そもそも熱生産が少ないです。

③、内臓型

手足や皮膚の表面は温かくても、深部体温が低いタイプと言えます。
 

30代以上の中高年の男女に多く見られ、消化機能が低下しているため、排泄機能にトラブルを抱えやすく、便秘や下痢、膨満感、放屁が多いなどの訴えが臨床では多いように感じます。

 

 

 

 

 

 

 

④、全身型

冷え症の中では比較的珍しいのですが、年齢や性別に関係なく冷え症になるのが特徴と言えます。

 

 

 

その原因は

・基礎代謝能力の低下
・栄養不足
・運動不足
・慢性的なストレス
・睡眠障害

こういった生活習慣によって、体が持っている本来の機能が全体的に低下している時に全身型の冷え性が起こりやすいです。

これらのことから、治療家は食事面・栄養面・精神面をフォローしつつ重心トラブルを取っていくことで関節・筋筋膜への負担を減らすことで血液還流量が増大し、”熱生産”につながります。

 

 

 

 

 

 

 

これからの時期も冷えを感じやすくなるので、体調面はお気をつけくださいね!

 

 

 

 

 

また書きます!

 

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

患者さんの痛みが一向に取りきれず、自分の治療に疑問を持っていませんか?
もし「YES」であれば、あなたの治療方法に問題があるのではなく、
「検査方法」が分からず問題点を見つけ出せないことが1番の課題です。
私が臨床場面で培った、検査学の教科書を無料でダウンロードできるようになりました
https://cap-harebare.com/kensagaku/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

もし、あなたがが今の治療現場で、
・治療の軸が持てない
・治療の戻りが出てしまう
・しっかり患者様へ説明ができない
・治療の効果にムラがある
その悩みはこの完全版セミナーで解決できます

【完全版】全ての治療家は必見!この動画1本で疼痛治療が全て理解できます

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私と人生の時間を本気で共有しましょう!
各県からお問合せが増えてきております。
その中で、私の手が届かない範囲でも、なんとか受け皿を作っていきたいと考えています。
私と一緒に知識と技術を学び、人としての器を鍛え人生に挑戦していきませんか?

今すぐ確認する

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

短期間で、徹底的に重心治療を一緒に学びません?
2日間にわたって重心治療を徹底的に学ぶためのマスターコースがあります。
受講は2人限定でたっぷり時間の共有ができるので
些細な疑問から深い疑問までお答えすることができます。

何より小田嶋と感覚を直接共有できるので
2日間で飛躍的に感覚を強化することができます。
併せて、評価や施術の質を格段にレベルアップすることができます。

マスターコースに関する些細なご相談もお受け致します。
その他にも臨床場面で困っていることがあれば、お気軽にご相談ください
お問い合わせ:info@seitai-harebare.com

 

 

 

メールアドレス必須

以下の内容に同意の上ご登録ください。

【プライバシーポリシー】

包括的疼痛アプローチ研究会(以下「当社」といいます。)は、当社の主催するセミナーの受講者、当社の経営する施術院の利用者、当社の販売する商品の購入者及び当社ウェブサイトの利用者(以下「お客様」といいます。)並びに当社の役員、従業員及び業務委託先(以下「従業員等」といいます。)の権利・利益を保護するために、個人情報を適切に管理することが当社の社会的責務であると考えています。

 

そこで、当社における個人情報の取り扱いに関する方針を、次のとおり定めます。なお、本文中の用語の定義は、個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」といます。)及び関連法令によるものとします。

 

第1条(法令遵守等)
当社は、個人情報保護法その他の関係法令、個人情報保護委員会の定めるガイドライン等及び本プライバシーポリシー等を遵守し、個人情報を適切に取り扱います。

 

第2条(個人情報の取得)
当社は、お客様及び従業員等の個人情報を適法かつ適正に取得し、偽りその他不正の手段により取得しません。

 

第3条(個人情報の利用目的)
当社は、お客様の個人情報を、以下の各号の利用目的又はその取得状況から明らかである利用目的の範囲内で取扱います。
ただし、お客様本人の同意がある場合又は法令で定められている場合については、この限りではありません。


(1)セミナーの開催及びこれに関連する業務
(2)整体の施術及びこれに関連する業務
(3)書籍、CD、DVD、教材、デジタルコンテンツ等の商品の販売業務
(4)メールマガジンの配信

2 当社は、従業員等の個人情報を、以下の各号の利用目的又はその取得状況から明らかである利用目的の範囲内で取扱います。ただし、従業員等本人の同意がある場合又は法令で定められている場合については、この限りではありません。


(1) 業務上の連絡、勤怠管理、給与の支払い、経費の清算、人員の適正配置、人事評価、能力開発、福利厚生、安全衛生等の労務管理その他労働関係法令、税関係法令および社会福祉関係法令に定められた義務の履行
(2) 社内規程に定められた各種手続の受理、履行および管理

 

第4条(個人データの委託)
当社は、業務の円滑化及びよりよいサービスの提供の為、お客様及び従業員等の個人データの取り扱いを協力会社に委託する場合があります。この場合、当社は、個人情報を安全に管理できる委託先を選定し、当該委託先に対し適切な監督を行います。

 

第5条(個人データの第三者提供)
当社は、お客様及び従業員等ご本人の事前同意がある場合又は法令で認められている場合を除き、お客様及び従業員等の個人データを第三者(前条の委託先を除きます)に提供しません。

 

第6条(個人情報の適正管理)
当社は、お客様及び従業員等の個人情報について、正確かつ最新の内容に保つとともに、お客様及び従業員等の個人情報の漏えい、滅失又は毀損の防止その他の個人データの安全管理のために必要かつ適切な措置を講じます。当社の従業員に個人情報を取り扱わせるときは、当該従業員に適正な教育を行い、必要な監督を行います。

 

第7条(保有個人データに関する受付)
当社は、お客様及び従業員等に関する保有個人データの利用目的の通知、内容の開示のご請求、保有個人データの内容が事実に反する場合等における訂正・追加・削除、利用の停止・消去のご請求については、法令および当社規程等に従って、適正かつ迅速な対応を行います。

 

第8条(お問合せ及び苦情の受付窓口)
当社の個人情報の取り扱いに対するお問い合わせや苦情及び保有個人データに関するご請求・ご照会・ご相談等は、下記までお問い合わせください。

包括的疼痛アプローチ研究会
〒959-1232 新潟県燕市井土巻2-194 カーサ・セントラーレC棟101号
TEL:070―1300―0043

 

第9条(継続的改善)
当社は、個人情報保護に関する法令、諸規定、および本プライバシーポリシーに基づき、社内の個人情報管理体制について継続的改善に努めます。

 

第10条(改正)
本プライバシーポリシーは、必要に応じて改正することがあります。この場合、当社が改正後のプライバシーポリシーを当社ウェブサイト等で告知した時点で、改正の効力が生じるものとします。

 

以上

 

2018年5月23日 制定

※ご登録頂いたメールアドレスは当院プライバシーポリシーに基づき厳重に管理致します。迷惑メールなどは一切送らない事をお約束致します。

 

自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

ブログカテゴリー