その他

2024/09/17(火)

子宮頸がんについて

 

こんにちは!

 

 

小田嶋です。

 

 

「子供の子宮頸がんワクチン、受けた方が良いですか?」

 

 

こんなご質問を頂きました。

 

 

前にも同じような質問を何度かもらったことがあります。

 

 

 

コロナワクチンの時も同じですね。

 

 

 

コロナワクチンとは違い、子宮頸がんのワクチンは論文も様々で回っており、だいぶデータとして確立しているので、その情報をシェアしていきます。

 

 

 

あなたは患者様から「うちの娘が勧められたんだけど、どうしたら良いかな?」と言われた時にしっかり受け答えができるように今回の内容を覚えておいてもらえると嬉しいです。

 

 

 

併せてこのブログやメルマガを読んでいただいている中で、子供がいる親は必ず考える1つの材料になりますので最後までお読みください。

 

 

 

 

まず子宮頸がんは好発年齢が比較的若く、20ー40代で発症する場合が多いです。

 

 

 

その中には大変残念なことに子宮を失ったり、命を失う方もいらっしゃいます

 

 

 

だからこそ、我々徒手治療家が少しでもこういったことにも目を向け広い範囲で人の健康を守っていけるような存在にならなければいけないと考えています。

 

 

 

さて、子宮頸がんを発症する大きな原因としてHPVウィルスと言うものがあります。

 

 

HPV(ヒトパピローマウィルス)といって、なんだかちょっとパリピ感があります。

 

 

 

実はHPVウィルスは非常にありふれたウィルスなんですね。

 

 

 

このHPVウィルスに対して効果があるのがHPVワクチンです。

 

 

 

現在日本ではHPVワクチンの副反応として、歩行困難や活動困難など色々な副反応が報告されており、この内容によってワクチン自体がネガティブに捉えられ、正確な情報が広まらずHPVワクチン自体も広まっていないという事実があります。

 

 

 

 

まずHPVワクチンとは2007年に欧米で初めて承認された比較的新しいワクチンです。

 

 

HPVワクチンと子宮頸がんワクチンなど呼び方は違いますが、どちらも同じ意味です。

 

 

 

 

実は、HPVには200種類以上の遺伝子型が見つかっており、HPVワクチンでその全ての感染を防ぐことができるわけではないんです。これ重要なので覚えててください。

 

 

 

予防できるHPV型の数によって、

・2価→HPV16、18
・4価→HPV6、11、16、18
・9価→6、11、16、18、31、33、45、52、58

の3種類のHPVワクチンがあります。

 

 

 

小学校6年生から高校一年生の女の子を対象とし、対象年齢を過ぎてしまうと全3回で5−6万円支払うことになっております。

 

 

2価で予防できるのは、子宮頸がんの原因として最もハイリスクのHPV16、18で子宮頸がんの原因HPVのうち約6ー7割の感染を予防できると言われています。

 

 

4価は2価に加えてHPV6、11型の感染を予防。

 

9価は4価に加えて子宮頸がんの原因となりうつHPV型を5種類予防できるため、子宮頸がんの原因HPVのうち約9割の感染を予防できると言われている。

 

 

がん予防の観点では、16歳までに4価HPVワクチンを接種することで子宮頸がんを88%予防することができると言われています。

 

 

 

ちなみに9価が1番新しいワクチンです!

 

 

 

ここからさらに深ぼっていきますが、2006年から2017年のスウェーデンの全国民データベースを用いて10ー30歳の女性約167万人を調査したデータがあります。

 

 

 

4価ワクチンを少なくとも1回接種した53万人と、HPVワクチンを接種しなかった115万人において、子宮頸部浸潤がんの発症を比較しました。

 

 

 

その結果、4価のHPVワクチンは子宮頸がんのリスクを約63%下げる(リスクが約1/3)ことが分かっています。

 

 

それに加えて、年齢が低いうちに打った方が効果が高い。ということもデータとして出てきました。

 

 

17歳未満で接種した人の中で子宮頸部浸潤岸を発症したのは全体の2人。

 

 

このデータを見るとリスクは88%も低減していると言えます。

 

 

 

 

大事な考え方として、HPVワクチンは感染を予防するものであり、治療効果があるわけではないと言うこと。

 

 

 

 

ここからは副反応の話し

 

 

 

HPVワクチンの副反応が起こる確率は6−9割の人に起こると言われており、その95%は重くない症状とされています。

 

 

以下参考になる表があったので引用いたします。

※みんなで知ろうHPVプロジェクト引用

 

 

90%以上は様子を見ていれば回復する症状ですが、3−7%は重い症状とされます。

 

 

 

 

また、海外のHPVワクチンの安全性に関して、メタアナリシスという複数の研究をまとめて評価するエビデンスレベルの高い研究があったので、内容を記載すると、ワクチン接種群における注射部位の副反応の確率では、、、

 

 

2価・4価ワクチンは注射部位の症状がプラセボ群(効果のない偽薬)と比較して1.18倍、個別の症状では痛みが1.35倍、腫れが1.73倍、赤みが1.72倍起こりやすいとされており、いずれも副反応はほとんどの確率で起きていることが分かっています。

 

 

 

 

そのため、副反応は起こるものだと考えて接種するものだと記載されています。

 

 

 

最近では、HPVワクチンは男性にも推奨されており、中咽頭癌や肛門がんなどのリスクを下げることができると言われています。

 

 

 

 

重篤な副反応が3−7%の方に起こるというデータもしっかり出ているのでこれらのことから判断を下す必要があります。

副反応における実際の経過報告は以下を参照ください


詳細を見る

 

 

 

副反応のお声を見るに、1回目を受けた時点で副反応が強ければ2回目は受けない方が良い。と判断できます。

 

 

 

これらのデータを踏まえた上でメリット・デメリットはしっかり患者様にお伝えし、最終的には守りたい人を守れる判断材料になればと考えています。

 

 

 

 

医療は発展していきますから、その都度論文データや海外の定量的な数字ベースで調べていくとより安全な選択ができるようになるかと思います!

 

 

 

 

 

 

それではまた書きます。

 

 

 

 

-小田嶋庸介

 

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

※ご登録頂いたメールアドレスは当院プライバシーポリシーに基づき厳重に管理致します。迷惑メールなどは一切送らない事をお約束致します。

 

自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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