その他
2024/05/16(木)
手の痺れをこわばりを一撃改善
こんにちは！
小田嶋です。
本日は手の痺れや手のこわばりを治療していくことにフォーカスし、深ぼっていきたいと思います。
今回キーになるポイントは「屈筋支帯」です。
屈筋支帯の下には”正中神経”と”屈筋腱”が通過します。
屈筋支帯は別名、手根横靱帯とも呼ばれ、線維性の帯状の組織で形成されております。
屈筋支帯と手根骨の間に形成されるトンネルは、手根管とも呼ばれています。痺れや手のこわばりと密接に関与してていることがわかっています。
最も、手の痺れは重心の固定によって頸椎全体的なポジションや頸椎の偏移によって発生することもあるので、その辺は検査の中で鑑別していくことが重要です。
頸椎の問題を簡易検査するために、整形外科的テストの項目中にはスパーリングテストやアドソンテストなどがあるので覚えておきたいですね。
屈筋支帯のトラブルでは、手根管を広げるようにすれば痺れなどが治るので、近位側(手首に近い方)の手の横アーチを作ってあげると症状に変化が出ます。
親指側と小指側からギュッと押す感じです。
そして屈筋支帯に介入していく上で重要なポイントとして、
・母指対立筋
・短母指外転筋
・短母指屈筋
・短掌筋
が挙げられます。
これらは全て、
●肩関節周囲炎
●テニス肘、ゴルフ肘、野球肘
●肩こり
●頸部痛
●頭痛
などにも影響を及ぼしています。
それぞれの画像を見ていきます。
上から
・母指対立筋
・短母指外転筋
・短母指屈筋
が位置し、それぞれ母指球筋を形成しています。
こう見ると、一言に母指球筋と言ってもそれぞれの筋で形成されているため、細かく触診できると検査と治療の質が格段に上がります。
次に短掌筋です。
短掌筋は小指側に位置している筋肉です。
お伝えしたキーマッスルは全て、「物を掴む」、「手を安定させる」作用があります。
例えば、重い荷物から軽い携帯を把持する時に使われ、マウス操作やノートに書き物をする時には手を安定させています。
そして、画像を見れば一目でわかると思うのですが、全てが屈筋支帯に繋がっているんです。
なので、普段から「物を掴む」、「手を安定させる」という動作が多いとどうしてもトラブルを起こしてしまいます。
症状として手の痺れ、こわばりがあれば
⓪、重心の位置関係を把握
①、手の横アーチを作り症状が寛解するかスクリーニング
②、母指対立筋、短母指外転筋、短母指屈筋、短掌筋の圧痛を確認
③、手関節や手指の可動域
④、治療アプローチ
⑤、再検査
という流れで進めてみて下さい。
それではまた書きます。
ー小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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