こんにちは！

 

 

 

小田嶋です。

 

 

 

今日は治療技術や知識とは全く違うお話しをします。

 

 

 

 

「時間の概念」

 

 

 

 

気になれば続きを見ていってください

 

 

 

 

 

 

 

最近、”時間の概念”を考えることがありました。

 

 

 

 

時間とは”受動的”なのか？

それとも”能動的”なのか？

 

 

 

 

 

 

「我々人間は時間に支配されているのか？されていないのか？」

 

 

 

「時間が流れる人生は単なる暇つぶしであり虚無なのか？それとも別の何かなのか？」

 

 

 

「時間が”勝手に”過ぎていく中で生きる意味を持つことは無意味なのか？」

 

 

 

この辺を疑問に思ったからです。

 

 

 

 

 

時間の概念はさまざまな分野で論じられており、物理学の法則や理論を使って時間を捉えてみようと思う。

 

 

 

 

 

 

熱力学第二法則では、エントロピーは自然に増える方向にしか進まないため、時間は過去→未来へと一方向に流れるものとされます。

 

 

 

これは「時間の矢」として知られ、宇宙全体に適用される不可逆的な性質を示しています。

 

 

 

 

エントロピー増大則の例として、氷が溶けたら水に戻りますが、そのまま放置していても氷には戻りません。

 

 

ということは「時間は逆戻りしない」という自然法則であり、時間は”受動的”であると言えます。

 

 

 

 

 

 

一方で、アインシュタインの特殊相対性理論を用いた時に、時間は観測者の運動によって変化するとされます。

 

 

 

例として、

・高速で移動する物体ほど、時間は遅く進む。

・ある観測者にとって同時に起こった出来事が、別の観測者にとっては時間差があるように見える。

・楽しい出来事は一瞬で苦痛は長く感じる

 

 

 

 

 

つまり、時間は固定されたものではなく、観測者によって異なる「能動的な概念」となります。

 

 

 

 

 

 

この二つの理論を比較すると、時間の概念は二重の性質を持っていることがわかる。

 

 

 

 

 

熱力学第二法則が示す時間の不可逆性は、「物理法則の統計的な結果」であり、

 

すべての粒子の運動を完全に制御できたとしても、確率的にエントロピーは増えてしまうため、時間は未来に向かうしかない。

 

 

 

 

 

 

 

一方、特殊相対性理論は時間を「空間と一体化した次元」と捉え、光速に近づくほど時間の流れが遅くなることを示します。

 

 

 

これは「時間が可変であり、観測者の状態によって変わる」ことを意味します。

 

 

 

 

ここで興味深いのは、特殊相対性理論では時間は「可変的なもの」であるのに対し、熱力学第二法則では「決して逆戻りしない」という厳格な方向性があること。

 

 

 

 

 

エントロピー増大則では時間は受動的であり不可逆的

特殊相対性理論では時間は能動的であり相対的

と捉えているわけです。

 

 

 

 

 

さらに抽象度を上げて思考します。

 

 

 

 

 

時間を「空間と同じような座標軸の一つ」と考えると、特殊相対性理論が示すように、時間は「能動的に伸び縮みするもの」になります。

 

 

 

 

この場合、時間は「構造的な存在」であり、物理的な環境や運動に応じて変形することができる。

 

 

 

 

 

 

一方、熱力学的な時間の矢（エントロピー増大則）を考えると、

時間は「不可逆的に未来へ進む流れ」として存在します。

 

 

 

 

 

 

これは、物理的な事象の結果として時間が方向を持つことを示しています。

 

 

 

 

 

 

つまり、時間は「空間のように相対的なもの」と「エネルギー散逸によって生じる不可逆的なもの」の両面を持つ概念だと捉えられるのです。

 

 

 

 

 

 

量子レベルでは時間の逆転が可能な現象も存在し、「時間の本質」は完全には解明されていないというのが実情であり、面白いのが時間とは”構造”ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話しを集約させていきますね。

 

 

 

 

上記のことから、同じ分野の学問でも対応している「理論」によって全く異なる性質を持つ。ということが分かります。

 

 

 

 

 

ということは、「その人によって」時間を能動的に捉えることもできるし受動的に捉えることもできる。

 

 

 

 

 

 

 

時間を受動的に捉えれば「退屈」なものになりますし

時間を能動的に捉えれば「楽しく」なります。

 

 

 

 

 

楽しくとは、いわば「遊び」なんです。

 

 

 

 

 

医学、人間学、歴史、哲学、美学、文学を極めたフリードリヒ・シラーはこんなことを言っています。

 

 

 

 

「人は遊ぶときにこそ真に人間になる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたは人生という「時間」を遊んでいますか？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また書きます

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

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