その他

2024/12/25(水)

構造の問題は本質にいきつかない理由

 

こんにちは!

 

 

 

 

小田嶋です。

 

 

 

 

 

「痛み」や「体の悩み」を取り切っていく上で、本質を見なければ絶対に取り切れることはないです。

 

 

 

 

 

 

戻りが出ちゃったり、ひいては症状が全く変わらなかったり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕も理学療法士の時、たくさんの辛酸をなめたことがあるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんと何をしても症状が良くできなくて悔しかった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院へは、クロスバイク(自転車)で通ってたんだけど、症状を良くできなかった時、道路で叫んでました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわああああああ!!!!」って。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

今考えたらだいぶおかしい人なんだけど、当時の僕も本気でやってたんですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脳卒中の患者様で、リハビリ時間(2単位分)に全く変化を出せなかった時、車椅子に座りながら「先生いつもありがとうね」って笑顔で言ってもらい、悔しくてマジ泣きしそうになったのを今でも覚えてます。

 

多分帰り道に思い出して泣いてたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あー、思い出してこの文章を書きながら胸が苦しくなってきますね。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっとそんな想いをこのメルマガやブログを読んでいるあなたも経験してきたと思うし、今まさに経験しているんじゃなかろうか、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので少しでも前に進むための思考を共有したくて書いてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「痛み」や「体の悩み」を取り切っていく上で、本質を見なきゃ絶対に痛みやパフォーマンスを上げることはできないんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「体の構造」という抽象度で思考しているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手技療法をたくさん勉強してきてもなかなか治せない状況に焦りますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも手技療法って体の構造を変化させているだけで残念ながら本質には届いていないんです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、関節テクニックや筋膜リリース、頭蓋、内臓、神経テクニックなんかをやったら確かにその場は変化して可動域やパフォーマンスも良くなると思います

 

 

 

でも、元に戻ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからこそ、元に戻る理由をしっかり言語化しなきゃいけない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも体が痛くない人ってどんな人を想像します?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姿勢が綺麗な人?

 

解剖学的肢位の人?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えから言うと、「バランス能力が良い人」は体に不調が起きづらい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

構造に機能不全があると、必ずバランス能力って落ちちゃうんです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、片脚立位とか、片脚起立、座位での側方・前方リーチ、10m歩行。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから考えたいのは、バランスが良い人ってどんな人でしょう?

 

 

 

 

骨盤が前傾している人?

股関節が内旋している人?

筋力がある人?

背骨が柔らかい人?

腹圧が高い人?

 

 

 

 

 

 

 

これは全部、体の構造であり、先ほどもお伝えしたとおり、この抽象度で考えていると答えはでません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記項目が全て当てはまるとして「じゃあ構造がそうなってると何でバランスが良くなるの?」ってことを追い求めていくと、抽象度を上げなきゃいけません。

 

 

 

 

 

 

 

骨盤が前傾している人→股関節が内旋し、筋力が発揮しやすいから→そうすると腹圧がかかりやすく、腹横筋や内腹斜筋の連動性が良くなる→脊柱の可動性が出る→全身の筋出力が出しやすくなる

 

 

 

 

ここまでは構造の話し。

 

 

 

 

さらに抽象度を上げると

 

 

 

 

なぜ筋出力が上がるとバランス能力が高くなるのか?

 

 

 

 

 

 

 

「座位時や立位時の重心動揺が少なくなるから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、考えるべきは重心動揺を少なくする手立てをトップダウンから考えていくこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逆を言えば、重心動揺が大きくなれば、神経や関節や筋肉や筋膜にメカニカルストレスが加わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

バランスが良くなる工夫として、

 

・ 支持基底面を広くする

・重心が低くする

・重心の固定を外し重心の自由度を出す

 

 

 

があります。

 

 

 

 

 

 

なので、一つも「体の構造を変化させる」といった具体ではなく、物理やバイオメカニクス(生体力学)

などの抽象で考えること

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで大切なのは、「そうするとなぜ良くなるの?」をひたすら質問をしていく

 

 

 

 

 

 

 

 

質問していく過程で、具体をさらに具体にする。

でもそれじゃあ答えが出ないから具体を抽象にする。

 

 

 

 

 

 

 

別の言い方で言えば、ミクロで答えが出ないから、あえてマクロの視点でもう一回見てみる。

 

木の視点では答えが出ないから森の視点で考えてみる

 

 

 

 

 

 

こういう思考過程が非常に大切

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、

モノの見方の抽象度をあえて変える。

大きく見てみる。が本質を捉えることにつながります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目に見えなことが肝心」

 

 

 

 

星の王子様の文中から引用しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重力は普段目に見えませんが、無意識に体が享受している力であり本質で考えるべき外力。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではまた書きます。

 

 

 

 

 

 

小田嶋庸介

 

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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