その他
2024/04/04(木)
治療する前に知っておきたい重要なこと
こんにちは!
小田嶋です。
今回は、”治療する前に知っておきたい重要なこと”ということでお話ししていきたいと思います。
話しの結論から言うと
・患者様の体の設定
・治療家の設定
・治療家の誘導方法
です。
知らないと、確実に臨床の治療技術が下がってしまうとともに、治療効果が半減してしまうのでこれを機にインプットしていただけると良いかと思います。
1つずつ詳しくブレイクダウンしていきます。
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患者様の体の設定
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治療をする上で、患者様の体の設定は非常に重要です。
具体的にどうすれば良いのかというと、検査・治療する前に、可能な限り患者様の体をまっすぐな状態にして差し上げてください。
例えば、
・頚部の側屈
・股関節の外転
・体幹の側屈
が出ている状態で検査すると検査にブレが出ます。
骨の連鎖反応で、可動域が促されることもあります。
そうすると、治療後に整っている状態にも関わらず「逆に可動域制限が悪くなった。」なんてことになります。
最初の検査時に比べて治療後の方が体をまっすぐにした状態で検査をしているためにこんな検査結果になってしまいます。
そして、患者様の体の状態を可能な限りまっすぐにしていない状態で治療介入してしまうと、「歪んだ感覚情報」で治療してしまうことになります。
例えば、頚部が側屈している状態で股関節を治療し、その後運動学習のために下肢のキッキングや骨盤の動きを促すことで、体は”全身で協調して動いている”ので、股関節を動かす時には頚部が側屈している、というような感覚情報が脳内に入力され、無意識下で歩行時に股関節が動いている際、協調して頸部の側屈が出ます。
その場で修正できる歪みや関節の位置関係は検査や治療に大きな影響を及ぼすので、見直していきたい重要なポイントです。
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治療家の設定
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治療家の設定には様々な事柄が含まれているのですが、あまり抽象的なことを言うと伝わりづらくなるため、今回は「患者様との距離感」のみをご理解いただきたいと思います。
・普段から力を入れることが多い
・自分の体が故障しすい
・ついつい治療の時に力が入ってしまう
このような場合は、治療家が患者様との距離感を間違えている可能性があります。
想像してもらいたいのですが、50cmの棒を手で持ち、肘を伸ばした状態で止めます。
どうですか?その状態で30秒ほどは耐えられそうですか?
これは余裕で耐えれそうですね。
では1mはどうでしょう?
これも、結構力は必要ですが耐えられると思います。
では、5mはどうでしょう?
これは、相当きついんじゃないでしょうか?
なぜ長さによってキツさが変わるのか?
それはモノの長さによって、重力の影響をより受けることで、「回転力」が強くなるからです。
なので重力の影響を受ける方が、治療家には力が入りやすく知らず知らずのうちに緊張が強くなっていくんですね。
なので、患者様との距離感が無意識に遠くなっている場合は治療家も疲れやすいですし、患者様に与える刺激量も強くなります。
実は、これって意識的に距離感を確かめないと、知らず知らずのうちに遠い距離感で検査していたり治療していたり、そんなことが非常に多いです。
治療家はより感覚を求められる仕事ですので、無駄に緊張が入ってしまい細かい部分を見逃していると、最終的な痛みを取りきれないことにもつながるため普段から意識的に距離感を見直してみてください。
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治療家誘導方法
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治療家の誘導方法によって患者様の筋緊張が大きく変わるのはご存知ですか?
僕の技術セミナーにご参加いただいた方は分かると思いますが、本当に大きく変わります。
・治療家がどのような手の位置関係で把持するのか?
・接触面積はどうなっているか?
・どのような誘導方法をするのか?
こういった些細なことで患者様の体が緩むのは何度も体験しています。
例えば、手の位置関係が狭く、接触面積が少ない状態で足を持ち上げると、患者様の筋緊張は高くなります。
しかし、手の位置が広く、治療家の手の接触面積が広いほど安心して体を委ねてくださいます。
その他にも股関節を屈曲させる時には足関節を底屈させていく。
伸展させる時には足関節を背屈させていく。
このようなパターンを意識しながら誘導することで患者様の緊張や緩まります。
この文章を読みながらやってみていただきたいのですが、
・股関節屈曲+底屈
・股関節伸展+背屈
こうやって動かすと、なんとなく足の力が抜けた状態で動かせませんか?
これを逆のパターンで実施すると少し努力的になるはずです。
これは人間が効率的に体を動かせるようにするパターンです。
こういった細かいことを実践していただくことで、患者様に対して「力をもっと抜いてください!」と、何度かお伝えしなくても治療家の技術で緊張を抜くことができます。
それではまた書きます。
ー小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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