その他
2023/12/11(月)
自律神経失調トラブルの”原因”を言語化する
こんにちは!
小田嶋です。
自律神経失調における、体にもたらされるトラブルは多岐に渡ります。
そして、その症状として代表的なものが
・頭痛
・倦怠感
・耳鳴り
・易疲労性
・パニック障害、うつ症状
などが挙げられます。
そのうち、大きく分けると
・外部トラブル
・内部トラブル
この2種類に分類されます。
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外部トラブルにおける身体への影響とは?
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例えば、頭痛には片頭痛・緊張型頭痛・三叉神経、自律神経性頭痛などの種類が存在しています。
その中でも特に、”緊張型頭痛”は体の構造にストレスが加わることで発生しやすいです。
いわば、筋肉や関節にストレスが増大している状態です。
生活の中で、無理な姿勢の維持や長時間の手作業、立ち仕事が原因で、
頭から肩にかけての筋肉が緊張し、関節に負担が加わり、血液循環が悪くなることで痛みを引き起こします。
そして、これらの物理的な構造に対するストレスの本質は
「重心の固定」によって引き起こされます。
そのため、緊張型頭痛では、重心トラブル(重心の固定)を外していくことをメインに検査・治療展開していくことで、
ほとんどの症状で良くなる傾向にあります。
冒頭で述べた外部のトラブル要因ですね。
そして、内部要因が問題になりやすいことも
我々治療家は知っておく必要があります。
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内部トラブルにおける要因とは?
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内部トラブルにおける要因は大きく分けて
3つあります。
・ミトコンドリア活動
・ホルモンバランス
・炎症物質の蓄積
この3つです。
内部トラブルは直接的に片頭痛・三叉神経、自律神経性頭痛に影響を与えるとともに、
易疲労性、パニック障害、うつ症状なども引き起こします。
それぞれ詳しくブレイクダウンしていきます。
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ミトコンドリア活動
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ミトコンドリアは分子栄養学や細胞のことを学んでいると結構出てくるので、とても重要な機関です。
ミトコンドリアの大きな役割としては「効率よくエネルギーを作っている」ということ。
そして、エネルギーを効率よく作っているということは、人の内部を効率よく恒常性に保っています。
恒常性とは、環境などが変わっても生体内部の”生理機能を一定に保つ”ということです。
外の環境がちょっと変わっただけで、
心臓が止まったりすると困りますよね。
そういった体の中を一定に保つにはミトコンドリアがエネルギーを効率よく生成しているお陰と言っても過言ではありません。
さて、それではミトコンドリアの活性が低くなるとどうなるか?
・環境の変化によって血圧や血糖値が乱高下しやすくなる
・活性酸素の増大に繋がりやすい
・神経の過剰興奮
こういった問題を引き起こします。
ミトコンドリアが元気な方なら全く問題にならない血流の変化や血圧の変化によって、活性酸素が過剰に発生してしまいます。
「活性酸素」は人体にある程度は必須な役割を持っており、
本来、体に害をなすウイルスなどを撃退するための、防御機構として働いています。
しかし、過剰に生産されると脳血管や脳細胞を酸化させ、
片頭痛の発作や三叉神経由来の頭痛を引き起こす”生理活性物質”を発生させる原因となります。
このように活性酸素が人体に有害な影響をもたらすことを「酸化ストレス」といい、ミトコンドリア活性が低いと酸化ストレスが増大しやすくなります。
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ホルモンバランスの異常
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ホルモンには人を興奮させるホルモン
落ち着かせるホルモンがあります。
例えば、アドレナリンやノルアドレナリンは、興奮状態・驚嘆・恐怖で分泌されます。
逆に、気持ちを落ち着かせたりストレスを和らげるためにセロトニンやコルチゾールがあります。
このバランスが崩れてくると、内部ストレスが増大し始めます。
脳内セロトニンは自律神経を介して全身の血流状態をコントロールするのに対して、
血管局所は血小板内のセロトニンが血管の伸縮をコントロールしています。
脳内のセロトニンが不足していると、全身に及ぶ血流のコントロールがうまく出来なくなります。
その結果、局所的な血流量が増大していきます。
この血流量のエラーによって、急激な血管の拡張や神経興奮に繋がり、
三叉神経などの過剰な興奮が起こることで、三叉神経・自律神経性頭痛へと繋がります。
そして、全身の血流コントロールがうまく出来ていないので
そもそも”易疲労性”につながることは言うまでもありません。
だからこそ、治療家はセロトニンやコルチゾールの状態がそもそもどうなっているのか?
という所まで思いを馳せる必要があると感じています。
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炎症物質の蓄積
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酸化ストレスは三叉神経・自律神経性頭痛や片頭痛に直接影響することはすでにお伝えしました。
そして、酸化を引き起こす原因には糖化があります。
糖化とは、体の中で余った糖が、タンパク質と結合し、「最終糖化産物」を発生させることです。
この過程では、”糖+タンパク質+体温(熱)”によって生成されます。
タンパク質と結合するということは、ホルモンの受容体や酵素の活性を低下させてしまうことにつながります。
そのため、糖化が体の中で進むと、並行して酸化も進み
体内の”炎症”がどんどん進みます。
その他にも、炎症を引き起こすものとして
有害重金属があります。
有害重金属とは身体にとって有害なミネラルを意味しています。
逆に身体に必要なカルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄分などの金属類を必須ミネラルと呼びます。
有害重金属には代表的なものに水銀、鉛、ヒ素、アルミニウム、カドミウムなどがあります。
普段の生活の中で水道水、加工食品、汚染された海域でとれた魚介類を食べたり、プラスチック剤やペンキなどの有機溶剤、たばこの煙や自動車からの排気ガスを鼻や皮膚を通しても知らず知らずのうちに体内に取り込んでいます。
結構無意識的に体の中に蓄積していってるんですね。
そして、有害重金属は体に炎症反応を引き起こす代表です。
体に炎症反応が起こると炎症反応を鎮めるために、マグネシウムやコルチゾールが過剰に使われます。
マグネシウムもコルチゾールも抗ストレスの役割があるため、自律神経に対してダイレクトに影響を及ぼしています。
これらのことを踏まえると、
・ミトコンドリア活動
・ホルモンバランス
・炎症物質の蓄積
といった、体の内部にまで視野を広げることがプロとして求められます。
次回は、これらの問題に対して、どのように対策をすれば良いのか?
深ぼっていきたいと思います。
ではでは。
ー小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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