その他

2024/01/08(月)

触診技術を上げるアクティブタッチについて。

 

こんにちは!

小田嶋です。

 

急に新潟では雪が降り始めて、
22:00を過ぎてもシンシンと雪が降り続いております。
年末年始は全く雪が降っていなかったので
少し、年始の雰囲気になっている気がします。

 

 

さて、今回は「アクティブタッチ」について
深ぼっていきたいと思います。
触診技術を上げていくためには
とても重要なポイントになるので
ぜひ集中してご覧いただけるとインプットの質が上がるはずです。

 

 

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触診力、感覚を上げるためのアクティブタッチとは?
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アクティブタッチ(能動的触知覚)とは、
手で自由に触ることによって生じる”知覚”のことです。

アクティブタッチで「あるモノ」に触れた時、外界を知覚し
モノの粗さや細かさが受動的(パッシブタッチ)に触れた時よりも弁別がより良いことが示されています

 

 

要は、「意識して触れたほうが感覚が格段に上がる」ということですね。

 

 

これには、関与する”体の器官”や”脳の領域”が関係しています。
例えば、能動的に手で外界を探索するときには皮膚表在性の触・圧・痛・温度受容器だけでなく手の動きにより深部にある筋肉・腱・関節などの深部受容器も興奮しています。

 

 

深部受容器には筋紡錘・腱器官・靱帯・関節嚢などに存在する関節受容器などもあります。

 

 

アクティブタッチによって伝えられる情報はそもそも「豊富」な情報量になっており、
神経を通じて大脳皮質の感覚中枢に到達します。

 

アクティブタッチにより、脳が関与する領域としては
体性感覚野、運動野、運動前野、頭頂連合野など挙げられます。

 

 

脳のことを勉強している方は少し想像できると思うのですが、
アクティブタッチを通じて外界情報を三次元的に知覚しながら
自身の環境における運動のイメージ、運動前の筋収縮、運動の遂行などの全てが
”能動的な皮膚刺激”から構成されているということです。

 

少しまとめると、
手における能動的(意識的な)探索活動は、受動的な刺激よりも
「感覚器官」と「脳領域」がたくさん活動するため
触診するときには、しっかりそこに意識を向けて触れましょう。ということです。

 

ーーーーー
静的と動的ではどうか?
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次にアクティブタッチの中でも、
対象と皮膚の間に動きのあるdynamic touchでは、

動きのないstatic touchに比べ粗さ検出の閾値が半分であったことが研究では分かっています。

これは感覚受容器は4種類あり、
静的なタッチでは”遅順応型”だけが刺激され
動的なタッチでは”速順応型”をも活動させることができるので
感覚受容における神経の活動は動的なタッチの方が数が多くなるためだと考えられている。

※閾値が半分というのは。
staticでは10でやっと感じた感覚が
dynamicでは5でも感じるということ。
閾値とは、感じることのできる下限値のことです!

 

臨床でダイナミックに触るとは、
局所的に小さくモニャモニャ触っているよりも
動きを伴いながら触れていく方がわかりやすいよ、ということです。

 

 

 

今日の要点をまとめていくと、
触診技術を上げるためには
受動的よりも能動的に
静的よりも動的に
”そのモノ”を触れる方がより認知しやすい、ということになります。

以上のことを踏まえて、明日からの臨床でも活かしてみてください。

 

 

 

ではでは。

 

 

ー小田嶋庸介

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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