その他

2024/12/03(火)

関節可動域で絶対に気をつけたいポイント

 

こんにちは!

 

 

 

小田嶋です。

 

 

 

CAPではよく「重心テスト」を使いながら原因の問題を割り出していくのですが、確認のために

・関節可動域

・感覚検査

・腱反射

・整形外科的テスト

・筋出力

・周径

などを取り入れながら進めていくこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

その中でも、関節可動域は臨床場面で見ることが多いので、特に気をつけているポイントを紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

まず1つ目に、移動軸と基本軸をきっちりする。

 

 

 

 

関節可動域を測定するときには動かさない基本軸、関節を動かした角度を追っていく移動軸。

 

 

 

 

 

 

この2つに分けられます。

 

 

 

 

 

検査軸がどこにあるのかを大まかに覚えておかないと、検査判定がぶれてしまいます。

 

 

 

 

 

 

例えば、股関節の内旋をざっくり検査するときに、股関節90度で取れているにも関わらず、股関節の外転が入っている。

 

 

 

 

 

 

 

こんな状態では2回目に再検査したとき結果が変わってしまいますよね

 

 

 

 

 

 

だからこそ1つずつ丁寧に検査していく

 

 

 

 

 

しかし関節の屈曲を強めて内閉鎖筋の硬さや大腿方形筋の硬さを検査するという「目的」がわかっているなら、教科書の移動軸から崩しても全然オッケーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2つ目に、エンドフィールを丁寧に取る

 

 

 

 

何年も治療家としてやってきてても、直接教えてもらえていないとエンドフィールを取るのって案外難しいんです。

 

 

 

 

 

関節可動域制限には、

 

1、骨性

 

2、関節包性(靭帯や関節包)

 

3、軟部組織性(関節周囲の筋や軟部組織)

 

これらによって惹起されます。

 

 

 

 

 

できれば関節可動域を測定するのが上手い人に手を重ねてもらって一緒に誘導してもらえると一気にエンドフィールを取りやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3つ目ですが、どの肢体レベルで問題を起こしているのか?をスクリーニングする。

 

 

 

 

細かく説明しますね

 

 

 

 

例えば、肩関節下垂位での外旋可動域が制限されているとします。

 

 

 

 

 

 

その場合、

・母指

・手関節

・前腕

・上腕骨

・肩甲帯

これらの動きが連動して肩関節下垂位での外旋を起こします。

 

 

 

 

 

 

なので、単純に外旋を促しても「どの肢体レベルで問題を起こしているのかな?」と可動域制限の抵抗感でスクリーニングしていきます。

 

 

 

 

 

 

慣れていくと簡単に「ここかな」というのがわかるようになります。

 

 

 

 

 

脊柱も屈曲を促していくと、胸椎の9番目で特に動きが止まっているな、というのも分かります。

 

 

 

 

 

 

これらは積み重ねですが、今後難しい患者様が目の前に現れたときに絶対に裏切らない検査スキルとなります。

 

 

 

 

 

 

 

1つずつ丁寧に習得して行ってください

 

 

 

 

 

 

セミナーへ学びにきてくださるセラピストさんはぜひ「あの時のあれやってください!」のように声を掛けていただければ感覚共有しますので、どんどんお声をかけてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではまた書きます。

 

 

 

 

 

小田嶋庸介

 

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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