その他

2024/07/13(土)

内臓治療の極意

 

こんにちは!

 

 

小田嶋です。

 

 

自律神経系のアプローチ、慢性腰痛や坐骨神経痛においても内臓治療はマストになります。

ストレートネックや猫背の矯正においても多くの場合徒手介入する必要があります。

 

 

その中でも、内臓治療の効果を上げるためには、大腸や小腸、胃などに直接アプローチをするのではなく、神経系にアプローチするやり方もあります。

内臓は平滑筋であり、どちらも双方向に協調し合っているため、「両方に介入した方が効果が上がる」のは言わずもがなですね。

 

 

 

さて、結論からどんな神経にアプローチしていけば良いのか、
・腹腔神経叢
・上腸間膜神経叢
・下腸間膜動脈神経叢

 

です。

神経叢と聞くと、「腕神経叢」なんかが有名です。

腕神経叢と聞くと、1つの神経だけを指しているのではなく
・肩甲背神経
・長胸神経
・肩甲上神経
・肩甲下神経
・腋窩神経
・筋皮神経
・正中、尺骨神経
・橈骨神経
これらの神経が「束」になっています。

 

 

要は神経の束を「神経叢」と呼ぶのですが、これは上腕だけに限ったことではなく、内臓でも一緒です。

なので、先ほどあげた
・腹腔神経叢
・上腸間膜神経叢
・下腸間膜動脈神経叢
これらは、内臓の細かい神経が束になっていて、内臓に分布する神経のそれぞれの親玉みたいなもんです。

 

 

 

フリーザがいてセルがいて魔神ブゥがいるような感じですね。

それぞれ順番に見ていきます。

 

 

ここから分かるように、一番の親玉は「腹腔神経叢」

次で、上腸間膜神経叢、下腸間膜動脈神経叢という順です。

 

 

 

腹腔神経叢には、

・胃神経叢
・膵神経叢
・肝神経叢
・脾神経叢
・副腎神経叢
・腎神経叢
・上腸間膜神経叢
・下腸間膜動脈神経叢

がそれぞれ分岐していきます。

それぞれの働きを良くしていくためには、単純に血流状態を良くしてあげることで「神経の働き」を向上させてあげるだけで効果があります。

 

 

 

表皮に近い伏在神経などは、「早い摩擦」や「優しくさする」だけで活性化して”筋出力”が高くなります。(詳しくは今度話しますね)

 

 

 

内臓の神経では、血流循環を瞬間的にあげるために、「深呼吸」を促すことです。

その際に、
・腹腔神経叢→Th12(みぞおち)
・上腸間膜神経叢→L1
・下腸間膜動脈神経叢→L3
のポイントに対して、深呼吸に合わせながら少し圧迫を加えてあげます。

 

 

 

腹部なので、必ず”愛護的”に介入するようにしてみて下さい。

 

 

 

この介入を内臓治療へ「行う前」に実施することで、さらに深いレベルで内臓に対してアプローチができます。

 

 

 

ぜひ、明日からの治療に取り入れてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

また書きます

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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