坐骨神経痛

2024/02/16(金)

重要な腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニア

 

こんにちは!

 

小田嶋です。

 

 

腰部脊柱管狭窄症と、ヘルニアはなぜ発生しやすいのか?
体の構造や機能から考えていきます。

 

なぜ構造や機能から考える必要があるのか?ということについては、
治療家が自信を持って治療するためには必要な知識であり
患者様にわかりやすく”言語化”する上でも必須であることは
はじめにお伝えさせていただきます。

 

 

 

さて、腰部脊柱管狭窄症とヘルニアはどう違うのか?
まずはここからおさらいしていきます。

 

○腰椎椎間板ヘルニア
好発年齢は、20歳~40歳代。
次いで10歳代、50歳以上となっています。
好発部位は第4、第5腰椎間、次いで第5腰椎と仙椎間に多いです。
なんらかのストレスにより、腰椎の間に存在している、椎間板が飛び出ることで神経を圧迫し、発症します。

症状としては、足の痺れ(片脚)、筋出力低下、膀胱直腸障害、感覚障害です。
体幹を屈曲(前屈)することで痺れや痛みが増悪します。

 

○腰部脊柱管狭窄症
好発年齢は50歳以上。
年齢が高くなるごとに、発症しやすいとされています。
好発部位は第4、第5腰椎に多いとされています。
なんらかのストレスにより、神経が通っている脊柱管を圧迫することで発症します。

症状としては、足の痺れ(片脚、両足)、筋質力低下、膀胱直腸障害、感覚障害です。
体幹を伸展(後屈)することで痛みや痺れが増悪。

 

 

こう見ると、少し症状が似ていますが、
年齢によって違います。
ヘルニアは比較的若年層、狭窄症はシニア層に多いな、というのが理解できます。

 

 

そして何より、「腰椎4、5番」にどちらも多い。
ということです。

 

これはなぜなのか、気にならないですか?

 

 

わかります。知識欲求をくすぐられますよね。
体って面白いんです。

 

さて、話しを戻しますが、なぜ腰椎4-5間に多いのか?
これは、以前お話しした、腰の解剖学的脆弱部位である上腰三角・下腰三角が関係します。

上腰三角は第12肋骨弓下縁、下後鋸筋下縁、内腹斜筋後縁により形成され、腹横筋腱膜や広背筋によって覆われています。

下腰三角は外腹斜筋後縁、広背筋前縁、腸骨稜より形成され、内腹斜筋によって覆われています。

この部位は腹壁が薄く、腹圧が上がることで内臓ヘルニア(脱腸)が発生しやすい部位でも知られています。

 

上腰三角と下腰三角が、”外部から加わるストレス”を比較すると
上腰三角では肋骨の存在があるため、下腰三角よりも構造的に安定しやすいと言えます。

 

そしてここからが大事なのですが
下腰三角の部位に仮の水平線を加えると
ちょうどヤコビー線上となり、中央には腰椎4-5間になります。

腹壁が薄いということは、体の内部にあるインナーマッスルがこの部位では効きづらい。ということであり
逆にアウターである大きな筋肉が働きやすいポイントとも言えます。

 

 

だからこそ、外部からのストレスをもろに受けやすいのです。
ヘルニアでは若年層に多いので、スポーツや使い過ぎによるストレスが考えられます。

狭窄症ではシニア層に多いので、運動不足によりインナーがさらに使えなくなり
骨性のバランス制御に依存するようになると腰椎4-5間にストレスが徐々に増大し、
狭窄症を呈することが考えられます。

 

 

いずれにしても腰の弱い部分に「ストレス」が加わることで
症状を呈するということです。

 

 

そして、ストレスの本質は「重力」の影響であり
重心のズレや重心の固定です。
重心がずれたり重心が固定することで、同じ部位に負担がかかり続けることは
言うまでもありません。

 

 

なので、重心から検査を組み立て、
体に加わるストレスそのものを変えないと、痛みは戻りやすく
最後まで痺れや痛みを取ることはできません。

 

 

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それでは、また書きます。

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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