肩関節
2022/10/04(火)
三角筋部の疼痛除去〜外転可動域UP〜

From:小田嶋庸介
今日もいただいたご質問に全力にお答えしていきたいと思います。
結構ご質問をしていただく中で、
「こんなことを質問してすみません」
「こんな初歩的なことですみません」
「全く関係ない内容なんですが申し訳ないです」
など、質問に対してマイナスな表情が見えております。
ユダヤの格言に
”学ぶなら貪欲に学べ”という言葉がありますが、
私は120%この言葉に同意します。
もちろん、学ぶ姿勢として謙虚さは大切ですが、そこに申し訳ない気持ちは持たなくても良いです。
疑問が生まれたらどんどん投げかけて下さい。
私自身、このブログや動画を見ていただいている先生と一緒に学べることが
本当に嬉しいのです。
さて、今回いただいたご質問の内容は以下です。
「肩関節周囲炎の患者様で、三角筋部分の痛みがなかなか取りきれません。」
という内容です。
ーーーーー
ズバリ見て頂きたいのは
三角筋下滑液包
ーーーーー
三角筋下滑液包に限らず、
滑液包と呼ばれるものは全て筋の滑走性を促すことが重要な
役割となっております。
肩関節で言えば、肩峰下滑液包と烏口下滑液包も存在していますが、
肩峰下滑液包と烏口下滑液包は、烏口肩峰アー チと腱板の間の滑動性を大きくになっています。
三角筋下滑液包は肩峰下滑液包と烏口下滑液包と同じ深さにあり、
より遠位部で上腕骨と三角筋の間の滑動性を担保しています。
痛みが特に強い急性期では、滑液包に水腫が存在する患者様が多く、
いずれも肩関節の可動域制限や疼痛に直結するため、早めに可動域を確保し、
それぞれの癒着の増悪を防ぐことが、とても大切です。
ーーーーー
三角筋の可動性をしっかり確保していく
ーーーーー
肩関節周囲炎の患者様で、三角筋部分の痛みがある場合
ほとんどが三角筋下滑液包の滑走性が悪くなっているか
癒着が起きています。
この時、インナーマッスルである回旋筋腱板とアウターマッスルである三角筋の
炎症反応が強くなり、疼痛が増悪してきます。
まずは、検査から丁寧に見ていき、どのくらいの可動域制限があるのか?
どの部位が1番の問題点になっているのか?
を割り出していきます。
三角筋下滑液包に問題がある場合、
60度以上の外転にて疼痛が発生しやすいです。
それ以下で疼痛が出現する場合は、肩甲下筋は棘下筋などが問題になってくる場合が
臨床的に多い印象です。(これは私の体感です)
その後に、三角筋には前部・中部・後部があるので
それぞれ、どこに癒合が起きているのか?
圧痛はあるのか?
などを見ていきます。
ここからは詳しく説明していきたいので
動画にて実演していきます

今すぐ動画を見る
今日も最後まで見て頂きありがとうございます。
また書きます。
ではでは。
-小田嶋 庸介(おだじま ようすけ)
PS:
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2018年5月23日 制定
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自己紹介

小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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