腰痛
2023/12/14(木)
【まとめ】関節・骨が原因の腰痛治療
From:小田嶋庸介
CAPのブログやメルマガ、インスタグラムをご覧いただいている先生は
既に疼痛の根本的な問題・原因として、”重心の固定”であることはすでにご存知かと思います。
重心とは地球上で暮らしている以上、不変であり、みんなに等しくかかる重力によって、その概念が生まれます。
そして
本質→構造→現象
この公式の中において
本質は”重心”が当てはまります。
構造においては、筋筋膜・骨関節・内臓・神経などの
体を「構成する」要素です。
そして今回は、構造のお話しを進めていきます。
構造が崩れる先に”現象”が生まれるため、構造の問題もしっかり解き明かしていく必要があります。
その際に、より治療をスピーディに進めるため
「見立て理論」が必須となります。
治療家自身が、見立て理論の軸がしっかり通っていると
効果のない手技を使わなくても済みます。
そして、関節由来の腰痛をまとめていきます。
骨・関節由来の腰痛として多いのが
・椎間板
・椎間関節
・神経根
・仙腸関節
上記となります。
それぞれ、
論文を読み解き数字を確認していきましょう。
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椎間板における統計学
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統計学的には、慢性的な腰痛を持っている患者様の場合
87%に及ぶ方が「椎間板の変性」があると言われています。
ここでの注意点としては、椎体の変性自体が年齢によって疼痛に関係なく、発生してきます。
日本人では、20歳代でその25%がいずれかの椎骨に骨棘が発生。
40歳代で96.3%と急増し、年齢が進み頸椎、胸椎に比べて腰椎での増加が顕著となっています。
50歳代以上では100%に達するとされ、本当にそれが「椎体や椎間板」の問題なのかは
前述した通り、”見立て”を立てていく必要があると言うことです。
ちなみに、腰椎の椎体に負担がかかりやすい理由としては重心のバランス制御の観点から、
股関節は自由度の高い関節であり、他の関節の負担を減らす「代償するポイント」になりやすいです。
股関節が代償ポイントになる結果として、股関節の固定性が強くなり、本来の運動性の要素が低下します。
その結果、近隣の腰椎にメカニカルストレスが増大し、骨そのもの変性につながるという流れです。
引用論文
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椎間関節における統計学
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椎間関節によって引き起こされる腰痛 (LBP) の有病率は、約15 ~ 45%となっています。
少し上限から下限値までの数字に大きく差が開いているのは
専門機関によって診断方法が異なることによる影響が大きいです。
他の論文だと70%以上とする数字データも散見されます。
少し面白いのが、慢性的な腰痛や首の痛みを訴える患者様において、
腰椎椎間関節痛の有病率が 40%であることが分かっています。
腰椎のメカニカルストレスを頸椎が物理的に代償している可能性。
そして東洋医学の要素としてはロベットブラーザーの要素も踏まえた時に
一気に思考が広がりますね。
引用論文
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神経根性腰痛
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神経根性腰痛とは、
腰痛の他に「神経痛」のような放散痛・鈍痛がある症状を指しています。
そのため、腰痛+神経痛を有している場合、
65%の方に神経根のトラブルが認められています。
日常生活の中で常時、腰痛や放散痛がなかったとしても、一定の姿勢をしている際に
腰痛+神経痛が発生してくるのであれば
神経根のスクリーニング検査を行うことも重要です。
参考文献
整形・災害外科 2023年07月号(66巻 08号)腰痛診療の深化―“標準”と“こだわり”を知り診療に生かす
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仙腸関節不全における要因
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腰痛における仙腸関節機能不全(SIJD)は全体の10~25%であるとされています。
しかし異なる論文では、SIJD由来のトラブルがある方は60.7%にも及ぶとされています。
症状を複合的に見ていくと、SIJD”も”問題になっているという捉え方をする必要があり、
一点だけの問題ではないことは十分留意しておいてくださいね。
引用論文
上記のように、
様々な統計的な数字データがありますが
それはあくまで”数字”でしかありません。
この知識を臨床に生かすためにはしっかり”検査”を行い
治療の「見立て」を立てることです。
実際の治療アプローチはこちらをご参考ください。
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ではでは。
ー小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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