坐骨神経痛
2023/03/06(月)
【手技大公開】後脛骨筋を速攻で緩める方法
From:小田嶋庸介
後脛骨筋は筋連鎖や坐骨神経痛の観点から治療アプローチすることが多い筋肉です。
後脛骨筋は、下腿後面でも最も深層に位置する筋肉で、内側縦アーチを構成しています。
以下、おさらいがてらご覧ください。
起始:下腿骨間膜、脛骨と腓骨の後面
停止:舟状骨、楔状骨
支配神経:脛骨神経
作用:足関節の底屈、内反
内側縦アーチは
・後脛骨筋
・前脛骨筋
・長母趾屈筋
・長趾屈筋
・母趾外転筋
で形成され、特に後脛骨筋と長趾屈筋との関係性は重要で
立脚期の足部の安定性に関与し、股関節の出力を高める役割も担っています。
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視診・触診での指標
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後脛骨筋は筋アライメントが崩れている状態だと
触知しやすいです。
機能トラブルを起こしている状態では、
背臥位にて内側縦アーチがハイアーチになりやすいです。
立位では逆に、アーチが潰れ
扁平足のようになっているので、舟状骨を指標に左右差を
比較することが重要です。
自然と検査ができるようになってくると
大体の「当たり」がつけられるようになります。
無意識的に検査ができるように何回も何回も検査するようにしてみてください
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筋連鎖の観点から考える
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後脛骨筋は、DFL(ディープフロントライ)の繋がりで、大腰筋・腸骨筋横隔膜、内転筋群との
関連があるのは周知の事実です。
後脛骨筋の影響で、上部のDFLに悪影響を与えている可能性も考えながら
上半身の重心テストも実施していけると良いです。
その他にも、重要な考えとして
足部は「唯一、体の中で地面と接している部分」です。
ヒトが重力下でバランスを取る際に、足部が先行してバランスを取ります。(足関節戦略)
後脛骨筋の機能不全が起きていると
足部での重心と足圧中心のコントロールがやりづらく、他の関節や軟部組織で代償し始めます。
これが、重心のコントロールができず関節や軟部組織に負担が強くなり
痛みが誘発される”根本的な原因”です。
戻りをなくした治療を目指しには避けて通れない道ですね。
本気で治していきたい治療を提供するために
物理学も無視できません。
それではまた書きます。
-小田嶋 庸介(おだじま ようすけ)
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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