その他
2023/03/21(火)
【超重要】治療の軸を持つ!重心テストの精度の上げ方
From:小田嶋庸介
「治療の軸が持てない」
そうおっしゃる治療家の先生は本当に多いです。
治療手技やたくさんのセミナーに参加し、解剖学、筋連鎖、骨連鎖、皮膚運動学などなど
たくさんの分野があり学ぶのも楽しいですよね。
これらの分野を一周回ってみると
いろんな知識はつくんですが、思考を統合できなくなっていきます。
このような形で、知識が羅列されそれぞれが独立しているような状態です。
思考の枠組から出ると、「言語化」と「治療の質」として表出します。
ですが、知識が統合されていないので、
言語化するにもどんな説明をしたらいいのか分からず、
治療の質が安定していないので、治療した日によっては効果にムラが出ます。
これを変化させていくためには、
このように物理学を加え、全体の思考を統合する必要があります。
統合することで、思考の枠組みの外に出た時には、
「言語化」「治療の質」に加えて「検査の質」が追加されます。
物理的な要素を含めた検査です。
例えば、
・重力の影響を受けた体の反応はどうなっているか?
・重力下でのバランス戦略はどうか?
・重力が最も少ない臥位と、立位では可動域に変化があるか?
などです。
物理学の要素を含めることで
・なぜこのような姿勢になっているのか?
・なぜ痛みが出てくるのか?
・なぜ筋肉は硬くなっているのか?
・なぜ関節はマルアライメントになっているのか?
全て言語化できるようになります。
その上で、重力の影響を受けた体には質量という概念が生まれ
質量には中心である「重心」があります。
この重心を動かすことこそが”生きる”上でとても大切な要素となります。
重心を動かすために神経や筋肉、骨が存在するのです。
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学問の発達を追う
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学問の始まりは、「哲学」から始まっているとされています。
なぜ人は生きるのか?
なぜ人には感情があるのか?
何が人たらしめるのか?
など根源について考えていくものです。
そこから学問が発達し、物理学→数学→天文学、生物学→医学などと発展していきます。
この流れからもわかるように、治療の思考や技術を発展させていくためには
より大きな思考の本流に遡っていく必要があります。
物理学や数学には、統計学、量子力学、物性物理学、数理生物学、熱力学、波動論、電磁気学、素粒子論、相対性理論など様々あります。
全部を網羅することは、なかなか骨が折れますが時間がある時に
少しでも「気づき」が得られれば素晴らしい学びの時間になります。
なんでも治せる治療家は
なんでも学んでいる
これは本質です。
思考の発展を辞めずにどんどんアイディアを出していくと治療そのものが楽しくなり
本当に「何でも治せる治療家」に近づきます。
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重心のトラブルを見極めるために
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CAPでは重心からトップダウン方式で問題点を割り出していくために
”重心テスト”を使います。
臥位の状態で四肢のうちどこに重心トラブルがあるのか?を検査する方法です。
重心テストをするときには
自分の思った通りに体が動かせているかどうかがとても重要です。
重心テストをする時には手を虫様筋握りにしながら重心の重さをみていきますが
左右で上げる高さが違っていれば、それだけで検査がブレるんです。
関節可動域の検査も一緒です。
股関節の可動域検査をするときに、
立ち位置が変わるだけで基本軸・移動軸が無意識にズレている方もいらっしゃいます。
このズレを修正するためには
動画を撮影し、客観的に自分を見るか、視覚的に確認するしかありません。
すぐにできる練習方法を動画でお伝えしているので
ぜひご覧ください。
【超重要】治療の軸を持つ!重心テストの精度の上げ方
それではまた書きます!
-小田嶋 庸介(おだじま ようすけ)
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以上
2018年5月23日 制定
※ご登録頂いたメールアドレスは当院プライバシーポリシーに基づき厳重に管理致します。迷惑メールなどは一切送らない事をお約束致します。
自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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