肩関節周囲炎
2024/04/24(水)
攣縮(れんしゅく)について少し詳しくやりますね。
こんにちは!
小田嶋です。
本日は攣縮(れんしゅく)について少し深ぼってやっていこうと思います。
というのも、攣縮は特に「ぎっくり腰」や「ぎっくり首」、「ぎっくり背中」などと関連が深いです。
なので、しっかりとおさらいしていかないと「なぜ治せないのか?」が言語化できなくなってしまいます。
そのため、少しでもこういった急性疼痛に対する苦手意識を減らしていただきたいという想いもあり、ブログとメルマガを書いております。
さて、
攣縮(れんしゅく)とは、筋肉が連続して収縮し、弛まなくなっている状態を指しています。
これは別名、”筋スパズム”とも言われます。
攣縮=筋スパズムの原因はズバリ、
「神経の過興奮」です。
筋肉は神経によって動いていますが、筋肉に指令を送る信号が連続してずっと送られ続けていると筋肉が収縮しっぱなしになります。
なぜこれが起こるのか?
出来るだけわかりやすいように図解してみました。
まず、攣縮(筋スパズム)が起きる前には、皮膚や筋膜組織で痛みを感知します。
すると、その痛みは
①、aδ(エーデルタ)ニューロンに刺激を与え、
②、その刺激は脊髄内に送られます。
③、そこから介在ニューロンに刺激伝導し
④、α運動ニューロンに加え、γ運動ニューロンにも刺激伝導されます。
⑤、γ運動ニューロンの刺激によって筋紡錘の感度がアップし
⑥、再度痛みの刺激が加わると、Ⅰa繊維が過興奮を引き起こし
⑦、筋攣縮=ギックリ腰、ギックリ背中、ギックリ首
という流れです。
用語の整理をしていきますね。
これは感覚神経(求心性神経:脳に向かっていく神経)を表でまとめたものです。
はじめに出てきたaδの神経線維は痛覚を伝える役割を担っていて、1次痛に関与しています。
そこから、α運動ニューロンやγ運動ニューロンが筋収縮を促します(遠心性神経:筋肉に向かっていく神経)
α運動ニューロンは一般的に筋肉を動かす錘外筋を支配しています。
一方、γ運動ニューロンは筋肉の中にある筋肉の伸張具合を検知する錘内筋を支配しています。
γ運動ニューロンが働きすぎることで、錘内筋は過剰に興奮し、常に筋肉が伸張されているという信号を出します。
そんな状態で、さらなる刺激が来るとどうなると思います?!
そう、一気に収縮しますよね。
これを屈曲反射(Ⅰa繊維が関与)と呼びます。
ですが、正常な状態であれば屈曲反射を起こしても筋は弛緩します。
熱いものを触った時、膝蓋腱反射のテストをされた時など。
しかし、ここで問題になるのは局所的な
①、血液還流量の低下
②、筋萎縮
です。
血液還流量が低下することで、局所的に「発痛物質」が停滞します。
すると、それぞれの神経活動を興奮させる”痛み”が常に発生している状態になり、α運動ニューロンとγ運動ニューロンが過興奮になり、筋の収縮を引き起こし続けます。
筋萎縮は多裂筋や内腹斜筋に起きやすいのですが、筋萎縮が起こることで、余計に筋を収縮させなければいけないので、ここでも神経の過興奮を引き起こしてしまいます。
この状態を抑制していくためには神経系にアプローチしていくのが手っ取り早いです。
それは、
・相反抑制(対立方向の筋肉を積極的に収縮させる)
・等尺性収縮(関節運動の伴わない筋収縮)
・Ib抑制(腱への刺激)
です。
ぜひこの辺の知識は必須になりますので、何回も読み直しておさらい出来るようにしておけると良いかと思います。
携帯のメモにでもコピペして見直してみてください!
それではまた書きます。
ー小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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