テクニック

2024/03/18(月)

梨状筋特化の内容です

 

こんにちは!

 

 

小田嶋です。

 

 

梨状筋においては「鼠径部痛」や「神経障害」、「仙腸関節障害」、「腰痛」につながるので、解剖学の知識から機能解剖までまるっとお伝えしていきたいと思います。

 

梨状筋は、仙骨から大腿骨の大転子上部に付着しています。

そして、ご存知の通り、大殿筋や中殿筋の奥にある筋肉なので、関節のポジションを正しく保っています。
肩関節に存在している棘上筋や棘下筋、肩甲下筋なんかも奥の筋肉なので、肩関節のポジションを正しく保っていますよね。

 

梨状筋は筋走行を見てもらうとよりイメージしやすいと思うのですが、大腿骨を骨盤に向かって求心的(近づける方向)+上方に安定させています。

 

 

梨状筋は外旋六筋の1つですが、どんな時に梨状筋は過緊張になりやすいのか、ということに疑問を抱きます。

 

 

その結論は、
「重心のバランスを安定させるため」

 

まず、股関節の構成要素である臼蓋(骨盤)の構造を見ていきましょう

大腿骨を取り外している画像ですが、臼蓋構造を見ると、丸く収まるようになっています。
ここに大腿骨頭がスポンと入る形になっているんですね。
ですが、よく見ると綺麗な球状ではなく、前側が浅く、後側が深く広くなっています。

 

このような形状をしているので、重心のバランスが悪くなると、”安定”させるために、大腿骨頭を後側に押し付け、股関節を外旋させます。
股関節を内旋させるよりも、外旋させた方が大腿骨頭を支持する面積が広くなりますよね。

 

 

そうなんです。だからこそ重心のバランスが悪い方って、大体股関節を外旋させていることが多かったりします。

 

 

この状態で、
・運動量が少ない
・座ることが多い
・ダイナミックな動きをしない
ことにより、さらに局所的な血流障害やミネラルの流動が悪くなるために外旋六筋は短縮しやすくなります。

 

 

いわば、股関節が外旋位になるのはそもそも「重心のバランスが悪い」ことが原因な訳です。

 

 

梨状筋に話しを戻しますが、梨状筋は通常であれば外旋作用を持っていますが、股関節の屈曲が60度以上になると”内旋作用”になります。

一番上に付着しているのが梨状筋です。
ここからイメージしてもらいたいんですが、股関節の屈曲が強まってくると、梨状筋が大腿骨側に付着しているポイントが、仙骨の高さと同じになってきます。
筋が平行になるので、そのまま大腿骨を引き寄せると内旋の作用になるのがイメージできませんか?

もしできなければ、一度たっている状態で、この図を見ながらやってみてください。

 

 

なので、梨状筋の硬さは背臥位で股関節を60度以上に屈曲し、外旋させることで把握できます。

 

 

梨状筋が短縮するのは、
・股関節のポジションが悪い
・股関節が外旋位
・仙腸関節のトラブル
=「重心のバランスが悪い」

ということで整理してきました。

 

 

では、ここから何を治療していかなければいけないのか?
そう、足部です。

 

 

足部の柔軟性と剛性が崩れることで足関節に問題が発生し、股関節のポジションや不安定性につながり、梨状筋が短縮するのです。

 

 

ここで治療していきたいポイントの結論としては
・長趾屈筋
・足趾の筋群(背側骨間筋、底側骨間筋)
・腓腹筋
です。

 

 

梨状筋によって
・神経痛
・股関節の鼠径部痛
・腰痛
・仙腸関節障害
これらが起きているときは上記の筋群を検査し、治療介入していただくと今まで以上に効果が持続し且つ、改善に向かうはずです。

 

 

 

 

それではまた書きます。

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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