坐骨神経痛
2023/05/18(木)
治療家が知らないとヤバイ脊柱管狭窄症の原因
From:小田嶋庸介
脊柱管狭窄症を治していくためには
どのような機序で、どのような流れで発生してくるのか?
この辺を落とし込んでいかなければ確実に治せません。
そして、患者様に対する「言語化」も出来ないので
教科書の知識だけではなく、臨床レベルで落とし込んでいきたいと思います。
まず大前提で、脊柱の役割としては
「重力に適応するための柔軟な動き」を
担うために、必要な構造体です。
この大きな役割があるということをを
理解してから話しが進みます。
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脊柱管の構造からみちびきだ問題
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脊柱管の狭窄とはいわば神経が通っている部分が
外的なストレスを受けることによって
神経活動に異常をきたし
「痺れ」として表在化している症状を
脊柱管狭窄症と呼びます。
先ほども述べたように、
なぜ、脊柱管にストレスが大きく加わっているのか?
に関しては、
「重心を保つため」
というのが原理原則から導き出される”答え”です。
例えば、腰椎が前湾している状態も
重心を保ち、バランスを崩さないようにするための
姿勢戦略です。
姿勢戦略ということは
人それぞれによって
バランスを取る方法は変わってきます。
脊柱管狭窄症の方は、
重心を保ち、バランスを崩さないようにした結果として
脊柱管の狭窄が起きてきた。
ということですね。
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木の部分ではどこが問題になっているのか?
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大きな部分の言語化は先ほどの部分で
説明できます。
それでは、腰椎を前湾し、バランス戦略を取ることで、
木の部分(局所的)の問題はどうなっているのか?
この辺を紐解いていく必要があります。
脊柱は、椎体・椎間板・多裂筋などの深層筋に加え、
靭帯が存在しています。
椎体の前面には前縦靭帯
椎体の後面には後縦靭帯
脊柱管の後面には黄色靭帯
がそれぞれ、椎体の安定性に関与しています。
腰椎の前弯が強くなってくると、
脊柱管の後方に位置している黄色靭帯が
脊柱管を圧迫し始めます。
この状態が長く続くことによって
靭帯が変性し、脊柱管の中にある神経束に
ストレスをかけます。
この部位では、血流循環が悪くなり、
酸素量の低下や神経の栄養血管が滞ることで
痺れなどの異常感覚を引き起こしていきます。
臨床では、黄色靭帯が関与しているかどうかに関しては
スクリーニング検査をすることで
一発で把握できます。
今回は原因部分を落とし込んでいるので
インプットを中心にメモしていってください。
それでは!
-小田嶋 庸介(おだじま ようすけ)
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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