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2024/10/04(金)
脊柱の機能解剖学を理解して腰痛を治す
こんにちは!
小田嶋です
少しおさらいがてら、脊柱の機能解剖についてお話ししていきます。
機能解剖学は奥が深いのでゆっくり読み進めてもらえると嬉しいです
脊椎は7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、5個の仙椎、3−6の尾椎によって構成され、椎間板と椎間関節で荷重しています。
脊柱の主な作用としては
・脊髄を保護する神経保護機能
・脊椎を運動させる運動機能
・体重を支持し四肢運動時の土台となる安定性機能
これら3つが代表的な機能となっています。
携帯にでもメモしておいて下さい!
脊柱は屈曲ー伸展、側屈、回旋の6自由度の運動方向があり、各椎間の可動域において、
屈曲ー伸展では頸椎でC5-6、C6-7の下位頸椎、腰椎はL4−5~、L 5-S1の海洋ついで可動域が大きい
これは、椎間板ヘルニアや腰椎分離症の発症が多いポイントと一致し、運動機能と腰椎疾患の関連性が深いことを意味しています。
側屈では若干の違いは見られるんですが、特異的に可動域を有する部位はなく、大体が頸椎、胸腰椎移行部、腰椎で動作を担ってます。
回旋では、C1-2の環軸関節が頸椎回旋可動域の半分を担っており、頸椎、胸椎、腰椎に下降していくごとに可動域は小さくなっていく。
この理由としては、椎間関節の関節面の形状が関与し、水平面に対する関節面が
・頸椎では45度
・胸椎では60度
・腰椎では90度
となるために、腰椎は回旋可動域が小さくなるためです。
そのため、体幹回線時の脊椎回旋可動性において胸椎の貢献度が大きいとされてます
併せて覚えておきたいのは、腰椎回旋時にはカップリングモーション(メインモーション以外の動きのこと)が生じる。
回旋時には
・L1−2〜L4- 5では回旋と反対方向への側屈
・L 5-S1では同方向への側屈
・矢状面ではL1-2、L 5-S1の腰椎全体が屈曲するとされる
というような動きが複合的に出てきます!
これは超重要なので覚えておけると臨床で使えます。
なぜなら動的触診をした際に、これらの動きが出なければ確実に何かしらの椎間関節トラブルや椎間板トラブルが出てくるためです
こういったそもそもの構造的な特徴や機能解剖学を覚えておくと、色々な動きをイメージし、それを触診や検査に活かせるんです
そしてこの知識を知らなければ「正常が何なのかが分からない」という状態に陥ります。
正常が分からなければ異常もわからない
これは道理ですね!
それではまた書きます。
小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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