その他
2024/06/11(火)
足関節と後脛骨筋
こんにちは!
小田嶋です。
3日間の弾丸出張が終わって、少し片付けしてサクサクと片付けをしてゆったりブログとメルマガを書いております。
ということで、ゆっくり本日も読み進めてもらえると嬉しいです。
CAPでは、
・脊柱は重力に適応する役割
・足部は環境と適応する役割
と捉えています。
その中でも足部は整形外科的なトラブルがある場合、その8割が足部由来である(アメリカ足病医学会の見解)とされています。
その中でも、変形性膝関節症・腰痛・坐骨神経痛でそれぞれキーマッスルになる「後脛骨筋」に焦点を当てて解説していきたいと思います。
後脛骨筋は、下腿後面でも最も深層に位置する筋肉の1つです。
・起始:下腿骨間膜、脛骨と腓骨の後面
・停止:舟状骨、楔状骨
・支配神経:脛骨神経
・作用:足関節の底屈、内反
後脛骨筋は、足関節内反の主力筋で内側縦アーチに関与する筋肉となっています。
後脛骨筋以外でも、内側縦アーチを支持する筋肉は、
・前脛骨筋
・長母趾屈筋
・長趾屈筋
・母趾外転筋
これらの筋群がそれぞれ存在しています。
後脛骨筋は、筋膜でいうとディープフロントラインに位置し、ディープフロントラインは姿勢保持に大きく関与していることでも有名ですね。
大腰筋や腸骨筋、横隔膜なども然りです。
後脛骨筋は床反力や重心の固定の影響を強く受けやすいため、扁平足やハイアーチにも関連しています。
扁平足やハイアーチは重心の固定位置や、床反力のベクトルによって、姿勢戦略が変わるため、骨の変移や筋の緊張状態は変化します。
足部は、冒頭でもお伝えしたように”環境に適応”する役割があるため、関節可動域の制限や変形があるだけで、バランスが大きく変化し、「足関節戦略」という重心コントロール能力も低下します。
検査としては
・扁平足はないか?
・足趾の変形はないか?
・ハイアーチになっていないか?
・後脛骨筋部分の圧痛はないか?
・一定時間の姿勢保持で疼痛が出ないか?
この辺はマストで押されておきたいポイントです。
それではまた書きます。
ー小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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