テクニック

2022/10/30(日)

初公開!膝の”疼痛除去”3つのポイント

 

今すぐ動画を確認する 

 

 

From:小田嶋庸介

 

本日はご質問の多い変形性膝関節症における、疼痛除去のポイントをお伝えしていきます。
膝の疼痛に関しては荷重時や運動時に痛みを誘発することが多く、自由診療で治療をしている場合には、椅子からの起立動作、車の乗り降り、階段昇降時に痛みが発生します。
私が回復期病院に勤めていた時は、股関節のTHA術後や長距離歩行、床からの立ち上がり動作などより日常生活の基本動作で疼痛を訴えられることが多かったように思います。

 

今回のポイントは急性期や回復期、自由診療でも確実に効果があるポイントですので
順を追って丁寧に臨床に活かしてみてください。
すぐに使える内容ですので、どちらかというと手技を主軸にした内容です。

治療がうまくなるための階層では、
「手技を真似して成功体験を得る」というフェーズです。
この階層は、治療に悩んだ時に必ず必要になるのでフォルダやメモに追加していただけると良いかと思います。

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まずは検査を丁寧に実施する
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膝関節の初期や中等度の場合、まずは足部の検査が重要です。
「膝関節の痛みを治療するのに、足部?」
とお思いになるかもしれません。
ですが、人間の構造と解剖学的知見より膝関節から痛みが最初に発生することは、怪我や外力がかからなければ発生しません。

 

そして、膝関節は足部の影響を強く受けています。
その理由は、重力の影響を受けながら動作を遂行する上で、床反力が立ち上がります。
この床反力に適応するため、足部は”柔軟性”と”剛性”の役割を担っています。

 

この時、起立・立位保持・歩行の動作で必須なのが母趾の伸展可動域です。
歩行時には文献によって異なりますが大体30-60度の伸展をしていきます。
このことから、母趾の伸展を阻害してしまうと立脚期の時間が短縮してしまい、次の踵接地で衝撃が強くかかってしまいます。
検査では足関節0度での背屈や、足関節を軽度背屈にて母趾の伸展を誘導し、足底腱膜の緊張や可動域の左右差をみます。

 

ーーーーー
腓骨の可動域や位置関係は検査していますか?
ーーーーー

膝関節の疼痛を訴える患者様の多くは、O脚変形を呈し、立位時や歩行時に外側への外的トルク(外側へスラストする外力)が働きやすいです。
この外力を制動するのに役立っているの腓骨です。
腓骨は立方骨と同様に、外側への外的トルクの影響を軽減し、スムーズに動作を誘導しています。

腓骨の位置関係を背臥位でも立位でも確認することは非常に重要です。
この辺の検査項目に関しては「応用検査学」でお伝えしているので、教科書を参考にしてみてください。
臨床検査学のダウンロードはこちら

 

背臥位の場合は、足関節を出来るだけ底背屈0度のポジションにしてから左右差を比較します。
膝の疼痛がある場合は大抵、腓骨が「下制」、「外旋」していることが多いです。
このように当たりをつけることは大切ですが、しっかりと検査をしないと合っているかどうか答え合わせができないので
必ず触診して確認するようにしてください。

 

もちろん立位でも視診・触診していきます。
背臥位の状態と立位の状態で比べたときに、腓骨の状態はどうなるのか?
変化があればなぜ、変化が起きたのか?
関係する関節はどこか?
関与してきそうな軟部組織は何か?
足部の状態と併せて思考を巡らせていきます。

 

 

腓骨のアライメントに左右差があれば動画内でお伝えしている治療ポイントに介入していただければ
ほぼ効果は出るかと思います。
ぜひ、集中できる環境で動画をご覧いただけると幸いです。

初公開!膝の疼痛除去における3つのポイント

 

 

 

今日も最後まで見て頂き

ありがとうございます。
また書きます。

ではでは。

 

-小田嶋 庸介(おだじま ようすけ)

 

 

 

 

 

PS
患者さんの痛みが一向に取りきれず、自分の治療に疑問を持っていませんか?
もし「YES」であれば、あなたの治療方法に問題があるのではなく、
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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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