こんにちは！

 

小田嶋です。

 

 

膝関節は半月板の影響によって動きの制限＋痛みに繋がることがあります。

 

 

そのため、本日は半月板について詳しく追っていきます。

 

必要なところは携帯のメモ機能にそのままコピペして残していただけると良いかと思います。

 

 

半月板は膝関節に存在している組織ですが、主に

・衝撃分散
・衝撃吸収
・関節の安定性up
・関節の適合性up

このような役割があります。

半月板の主な組成組織は”線維軟骨”で構成。

線維がわーっと密集して固くなっている感じです。
裂けるチーズが集まって、密度があるイメージだと何となく分かりやすいかと思います。

 

 

半月板は内側半月板と外側半月板の２種類があります。

 

実は、半月板の外側には血液の流れがあり、栄養なども供給していることが分かっています。
中心部に行くほど、血液の流れは無くなり、損傷すると治りづらいです。

 

 

 

半月板はC字の形をしており、膝関節を「曲げる」、「伸ばす」時に動いています。

 

先ほどの図を見ると内側半月の方が緩いC字、外側半月は鋭いC字になっているのが分かります。

 

 

主に、
・膝関節を伸ばす→半月板は前方に
・膝関節を曲げる→半月板は後方に
移動します。

 

ちょっと細かいことを言うと、外側半月の方が内側半月より移動距離が大きいです。
これは膝関節の構造に由来しています。

 

 

膝関節を伸ばした時に半月板を前側に移動させるのは、膝蓋大腿靭帯を介して大腿四頭筋が行っています。

 

膝関節を曲げた時に後方に半月板を移動させるのは、内側であれば「半膜様筋」です。

 

外側であれば「膝窩筋」がそれぞれ行っています。

 

 

以上のことから、
・膝伸展：半月板は前方に→大腿四頭筋
・膝屈曲：半月板は後方に→半膜様筋、膝窩筋

ということになるので、

膝関節を伸展した時に、半月板が前方に移動するのを阻害するのが半膜様筋、膝窩筋
膝関節を屈曲した時に、半月板が後方に移動するのを阻害するのが大腿四頭筋

このようなことが機能解剖学の視点で理解できます。

 

 

そのため、関節可動域を検査した際に、どちらで制限があるのかが分かったら阻害しているキーマッスルはどれか？が分かります。

 

 

 

膝関節の疼痛がある場合、半月板の動きがトラブルの誘因になっている可能性があります。

１、問診
２、痛みが出る動きの検査
３、可動域検査
４、キーマッスル(大腿四頭筋、半膜様筋、膝窩筋)の圧痛
５、治療
６、再検査

この流れで進めてみてください。

 

 

とてもシンプルで覚えやすい介入方法かと思います！
ぜひ臨床で活かしていただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

それではまた書きます。

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

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