その他
2024/08/03(土)
膝関節の伸展制限について
こんにちは!
小田嶋です。
膝関節の伸展制限について、以前SNS内でご質問をいただいた内容について掘っていきたいと思います。
今日は思考するのでちょっぴり集中してみてもらえると嬉しいです。
スクリューホームムーブメント(終末回旋運動)の動きを出すと膝関節の伸展可動域が改善される、という内容のコンテンツを出したことがありました。
そして、スクリューホームムーブメントの動きを出すためには、足趾筋群をアプローとするのが有効であるという趣旨です。
こちらの内容に「外旋変形を更に外旋させると、痛みや変形が強くなるんじゃないですか?」という質問でした。
変形性膝関節症では多くが大腿骨に対して外旋偏移をしています。
だからこそ、”外旋運動をすると更に痛みや変形を強めるんじゃないか?”
最もな疑問です。
しかし、ここには大切な前提があります。
それは、「外旋偏移と機能的外旋運動(スクリューホームムーブメント)は全くの別物」
ということ
機能的外旋運動は、そもそも半月板の形や関節の凸と凹の構造自体に由来して起こる受動的な外旋運動です。
外旋偏移とは、どこかに問題が発生(構造的トラブル)し、外旋を強制されている状態
なので、話しを整理すると
①、足趾の問題で機能的外旋運動の破綻
②、脛骨が外旋偏移する
③、膝関節の疼痛
こういった構造の問題が起きてきます。
※足趾の問題
治療にて足趾にアプローチすることで
・機能的外旋運動の正常化
・外旋偏移の改善
・膝関節の伸展可動域・疼痛の改善
このようにそれぞれが影響し合っているのです。
問題を同一視してしまうと「言語化」が出来ず、思考の視野が狭小化される可能性が高いです。
こんな時に大切なキーフレーズが、
「そもそも」という言葉です。
そもそも本当に〜なのか?
そもそもこの考え方はどこから来ているのか?
そもそも大前提はどこにあるのか?
このように、思考してみると更に「思考の階層」を深めることができます。
それではまた書きます!
ー小田嶋庸介(おだじま ようすけ)
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介
小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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