こんにちは！

 

 

 

小田嶋です。

 

 

 

ギックリ首とはいわゆる急性腰痛症のような症状で、「首が回らない」。

そんな状態。

 

 

 

 

 

ある程度問診をした時に

・食べ過ぎた

・飲み過ぎた

 

 

こんな訴えがあれば、

①、肝臓

②、胃

③、十二指腸

④、小腸

の順で問題が起きていることが多いという印象があります(重心テストで検査した時)

 

 

 

 

 

 

ですが、これらの問題でないことも、もちろんしばしば。

 

 

 

 

 

 

急性腰痛症を考えると、「多裂筋」はキーマッスルになりやすいのはご存知かと思いますが

・多裂筋の筋萎縮

・多裂筋の高緊張

・多裂筋の血流低下

によって、急性腰痛症の”症状”が発生しやすくなると言える

 

 

 

 

 

 

多裂筋はローカル筋(インナーマッスル)ですが、こう考えると大体の慢性疼痛ってインナーが誘因となっていることが起きていることがほとんどなんですよね。

 

 

 

 

 

では、ギックリ首においてインナーでありキーマッスルになるのはどこか？

 

 

 

 

 

 

私の考えでは「上後鋸筋」だと考えています。

 

 

 

 

 

上後鋸筋の解剖をおさらいします。

 

起始：第４頚椎〜第２胸椎の棘突起と項靭帯

 

停止：第２肋骨〜第５肋骨の肋骨角と外側部

 

作用 ：第２肋骨〜第５肋骨の挙上

 

 

以下、画像です。

 

 

上後鋸筋は、背部の頭方に位置する”薄い筋肉”で筋腹の大部分が菱形筋に覆われてます。

 

 

 

 

上後鋸筋の筋腹は、外側約1/2の領域に存在し、内側約1/2の領域は腱膜のみで構成される。

 

 

 

 

 

筋線維の方向性としては、菱形筋とほぼ同じ方向に走行しているのが分かると思います。

 

 

 

 

 

 

上後鋸筋が問題になっているかどうかをスクリーニングするために、

こんな感じで肩甲骨の内側に位置する筋を伸ばします。

 

トラブルを起こしていれば十中八九、ズーンと痛みが来たり、ズキッと鋭い痛みに襲われます。

 

 

 

 

 

その上で、治療方法としては、

 

・菱形筋

・僧帽筋

 

これらを緩めた上で、上後鋸筋にアプローチしていけると良いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

加えて、上後鋸筋の柔軟性を出していきつつ、下位頸椎・上位胸椎の可動性を促してもらえると、さらに効果を発揮します。

 

 

 

 

 

 

患者様への運動学習として、

 

 

このような形で、胸骨に手を置いてもらって前胸部は動かさず、「後の肋骨側を膨らます」イメージで深呼吸をしてもらうと、上後鋸筋が適切に使えるようになるのでおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

ギックリ首は苦戦しやすい症状かと思いますのでぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

それではまた書きます

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

 

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それではまた書きます

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

 

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