肩関節
2025/10/04(土)
肩関節の著しい可動域制限
こんにちは!
小田嶋です。
本日は、著しい可動域制限がある時にどこの部分が問題になっているのか?
ここをしっかり論文ベースで解説していきたいと思います。
ブログ・メルマガをご覧になっている方ならご存知だと思うのですが、筋肉においては伸張性障害と短縮制障害では、「短縮制障害が75%を占めて」います。
肩関節周囲炎は過去の研究報告で「屈曲・外転・外旋方向に障害が出やすい」と言われていますが、どの筋がその制限を生じさせているのか、明確に特定した研究は多くありません。
安藤氏は(2019)は、肩関節に障害を持つ症例を対象に、どの運動方向に制限が強いのか、そしてその制限を生じている原因筋はどこかを、標準徒手医学会の触診手順に基づいて調査しました。
研究内容の詳細は以下です。
・対象:肩関節に機能障害(疼痛または可動域制限)を持つ51症例(男性15名・女性36名、平均年齢66歳)
・診断:50例が肩関節周囲炎、1例が腱板損傷
・方法:
①、肩関節の自動可動域を各方向(屈曲・伸展・外転・外旋・内旋)で測定
②、最終域での疼痛部位と疼痛の強度(10段階法)を記録
③、疼痛部位に対して触診を行い、原因筋を特定。
触診では、疼痛を誘発する関節運動を実施し、痛みが再現されるポイントを圧迫して「皮膚・筋膜・筋腹」のいずれで再現されるかを確認。
解剖学的指標との位置関係から、疼痛を引き起こす筋を推定しました。
・外旋(平均77.1%)
・外転(平均81.7%)
・屈曲(平均80.6%)
そこで関連していた筋の統計を取ったところ、
| 棘下筋:20例 棘上筋:18例 上腕二頭筋(長頭):17例 疼痛は主に、腱・筋腱移行部・骨付着部などの組織に多く発生していたとされます。 外転・屈曲・外旋制限の共通点は? これら3方向はいずれも棘下筋・棘上筋・上腕二頭筋長頭が最終可動域で短縮位となる動きです。
屈曲と外転の強い相関関係 これらのことをまとめると、 ・肩関節障害において、外旋・外転・屈曲方向の可動域制限が顕著。 ・その主要な原因は、棘下筋・棘上筋・上腕二頭筋長頭の短縮性障害である。 ・外旋・外転・屈曲制限がある場合は、まず棘下筋と棘上筋の短縮制障害を疑う。 ・屈曲時の痛みが強い場合は、上腕二頭筋長頭腱の検査は必須。 |
ー小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介

小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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