肩関節

2025/08/05(火)

肩関節周囲炎で悩む方への最適な治療法とは?

 

こんにちは!

 

 

 

小田嶋です。

 

 

 

肩関節周囲炎は、

・炎症期

・拘縮期

・回復期

これら3つのフェーズに分かれています。

 

 

炎症期は大体の目安として「夜間時痛」がある場合、当てはまります。

 

 

 

ほとんどの患者様で「寝ていると痛くなってくる」、「寝てると痛くて目がさめる」などの訴えがあると思います。

臨床場面でも結構聞かれる悩みですよね。

 

 

 

この時期は寝れる所まで早く改善させる。が一番重要です。

 

 

 

ここにはセラピストの技術や腕の見せ所で、いかに「疼痛を誘発させずに」睡眠時の疼痛を取っていくか

 

 

 

そして、局所を触れているときに不安感や恐怖感を抱かせないか?が本当に大切です。

 

 

 

 

どこに行っても改善しない肩関節周囲炎の患者様の場合、ほとんどが”防御性収縮”が強くなっています。

 

 

 

これは経験則と心理面によって形成されるので、炎症期の時は愛護的に介入することが強く求められる。

 

 

 

 

 

 

拘縮期に移行する場合は、炎症過程が繰り返されることによって発生します。

 

 

 

 

コラーゲン生成が促進し、コラーゲンⅢ型やⅠ型が増生されることによって拘縮を引き起こしていきます。

 

 

 

 

では、拘縮期の時に一番最適な治療方法は何なのか?

 

 

 

 

この疑問に大規模臨床研究で挑んだのが、イギリスで行われた UK FROST試験です

 

 

 

目的は、拘縮を引き起こした肩関節周囲炎の方に対する”3つの治療法”の効果を比較することで、何が一番有用なのかを明らかにすることでした。

 

 

 

3つの治療方法とは、

・理学療法(最大12回+家でのストレッチなど)

・全身麻酔下での肩関節可動域の徒手的強制拡大

・関節鏡を使って拘縮した関節包を切開・解放する外科的処置

 

 

 

 

結構面白いことやりますよね。

 

 

 

 

対象者数は計500名以上の患者様で2015年から2018年にかけて行われた試験です。

 

 

 

 

 

ここまでの規模感なので、妥当性はある研究デザインになっているかと思います

 

 

 

 

 

 

結論から言うと、3つの治療法すべてにおいて臨床的な改善が見られたものの、統計的に「最も優れた治療法」は存在しなかったというのがUK FROSTの報告。

 

 

 

 

 

そのため、すべての治療方法で間違いなく可動域は改善し生活の質は改善したんです。

 

 

 

 

 

 

関節鏡手術や麻酔下操作に比べて理学療法は侵襲性が低く、合併症リスクも少ないことは特に我々セラピストは注目するべきポイントです。

 

 

 

 

 

そして重要なのは「セラピストによる早期介入の有効性を改めて裏付けた」研究内容であるという点。

 

 

 

 

 

炎症期はより愛護的に技術を持って介入する必要があり、ここにはセラピストの技術力(検査能力)が求められます。

 

 

 

 

 

肩関節周囲炎ほどセラピストの技術力に差が出る疾患もあまりないかな、とも思います(個人的にはCVAも差がめちゃくちゃ出ます)。

 

 

 

 

 

今回の内容をもとに、どれだけ私たちは真摯に技術を向上させていくか?ここに尽きますよね。

 

 

 

 

最終的には”意識”だけなんです。

 

 

 

 

自信を持って治療ができるセラピストになりましょ!

 

 

 

 

 

 

それではまた書きます

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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