肩関節

2024/11/09(土)

重要です。肩関節周囲炎の治療を深掘ります。

 

こんにちは!

 

 

小田嶋です。

 

 

 

 

今回は解剖学や機能解剖学、論文を踏まえて肩関節周囲炎へどのように介入していけば良いのか?を「定量的」に解説していきたいと思います!

 

 

 

 

 

 

肩関節は自由度の高い関節のため、代償ポイントになりやすいく、鎖骨・胸骨・肩甲骨などと関節を為しているので、影響を受けやすい部位でもあります。

 

 

 

 

 

 

肩関節周囲炎が発生すると、特に

・内旋

・外旋

・水平内転

は著しく制限されます。

 

 

 

 

 

それぞれ内外旋は屈曲・外転・伸展には必須で、水平内転は寝返り運動の時に必要なので、これらの可動域制限があるだけで回復が遅れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記の可動域制限は特に肩甲骨に対して上腕骨の「後方滑り運動」が阻害されることが大きな原因と考えられています

 

 

 

 

 

 

 

 

後方の滑り運動が制限されることで、「軟部組織のインピンジメント(衝突)」や「関節可動域の低下」が起きます。

 

 

 

 

 

 

 

制限因子としては、

 

・後方関節包

・前方関節包

・靭帯:烏口上腕靭帯、肩甲上腕靭帯

 

などがあります。

 

 

 

 

 

 

後方の制限なのに、前方が関与してるって不思議ですよね。

 

 

 

 

 

そもそも”関節包の伸張性”が低下すれば、上腕骨頭そのものの副運動が制限されるため、後方への移動もできない、ということなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

その他にも、上腕骨の後方の壁の役割を担っている

・小円筋

・棘下筋

・三角筋後部線維

 

 

 

前方の壁の役割を担っている

・肩甲下筋

・烏口腕筋

・大胸筋

・三角筋前部線維

 

 

 

これらは言うまでもなく、上腕骨後方滑りの制限因子になるので、覚えておくと臨床で役立ちます。

 

 

 

 

 

 

インナーだけではなく、アウターも関連してくる点は「筋肉のバランス」が重要であることが伺えますね

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからさらに深ぼっていきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

では、どれくらいの力でどのように治療したら良いのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある研究では、新鮮凍結遺体から得られた肩関節後方関節包に対し、異なる負荷(5N、20N、40N)での後方滑り運動を反復して行い、その効果を評価しています。

 

 

 

 

 

 

 

結果として、20Nおよび40Nの負荷で反復運動を行った場合、1時間後でも関節包の伸張効果が持続し、特に40Nの負荷ではより大きな伸張効果が得られたと報告されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

40Nなんてややこしい値が出てきましたが、40ニュートン(N)の力は、約4キログラム(kg)の重さに相当してます。

 

 

 

 

 

 

 

これは、「4キログラムの物体を垂直に持ち上げるときに感じる重さ」と同じ。

 

 

 

 

 

 

分かりやすく日常的な例で説明すると、

 

 

 

「2リットルのペットボトル2本分の重さが約4キログラム」なので、これを同時に持ち上げた位に相当した力です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

想像するとちょっと強いかな?と思いますよね

 

 

 

 

 

 

 

 

実験がそもそもご検体で痛みを訴えないため「定量的な数値では1番効果があったデータ」ですが、実際に臨床でやるときは、やはり痛みを聞きながら介入するのが望ましいと言えます

 

 

 

 

 

 

 

誘導方法としては以下の画像をご参考ください

 

 

例)右上肢の場合

 

 

1、患者様は背臥位の状態で治療家は右手で肩甲骨を固定

 

2、上腕骨の近位1/3を把持

 

3、テコの原理で上腕骨頭を後方に誘導しつつ患者様は軽度屈曲や軽度水平内転の動きを反復する。

 

 

 

 

 

 

このやり方は特に

 

・肩関節周囲炎初期症状

・痛みが強い

・可動域の制限が著しい

 

こんな時に使える関節アプローチになります

 

 

 

 

 

ぜひ使ってみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

それではまた書きます。

 

 

 

 

小田嶋庸介

 

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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