坐骨神経痛
2026/02/06(金)
【朗報】仙腸関節痛でまだ悩んでる?
こんにちは!
小田嶋です。
仙腸関節は腸骨と仙骨が関節を成しているところですが、ここが慢性痛を引き起こすことがあります。
腰・殿部痛における、仙腸関節障害の割合は15−30%を占めると言われてます。
仙腸関節は上からかかってくる重力や、床から跳ね返ってくる床反力の衝撃を吸収する役割として重要なポジションにあります。
私たちヒトが直立2足歩行を獲得するためには、仙腸関節が必須だったということですね。
仙腸関節においては、
・前方の関節腔領域
・後方の靭帯領域
この2つで構成されてます
仙腸関節そのものは「わずかな可動域を持っており」、二足歩行時には関節面が”滑る”ことで体が受けるストレスを受け流し、周囲の強力な”靭帯”がその力を吸収する仕組みになってます。
うまいことできてますよね。
仙腸関節にトラブルがある場合、問診でよく聞かれるのは、
・座りっぱなしだと痛みが出てくる
・鼠径部に痛みがある(論文では半数に痛みが伴うと言われている)
・仙腸関節部分を押すと痛い
などです。
この時に、ワンフィンガーテストをすると十中八九、仙腸関節を指さします。
その他にも、整形外科的テストでは、
これら3つが使いやすいので、覚えておいてください。
ストレステストでは、ニュートンテストの別法で仰向け・側臥位でもできます。
サクッと今の姿勢からやりやすい方をやってみてください
ここでの注意点は、整形外科的テストは1つだけでなく、最低2個は試しにやるようにしてください。
整形外科的テストの中でも感度というのがあり、いわば「そもそも有効なテストか?」みたいなのが議論されることもあるので、1つに固執しないのが大切です。
さて、ここからは仙腸関節の痛みがなぜ発生するのかを掘り下げていきます。
まず、仙腸関節はそもそも大きなストレスを受けているにも関わらず、ちょっとの可動域で負担を請け負っているため関節がトラブルを引き起こしやすいんです。
突発的な動きや反復した動きで関節に「小さな不適合」や「引っかかり」が生じると、それだけで仙腸関節障害が発生します。
大事な解剖の知識として、
痛みを伝える神経終末は関節腔内よりも「後方靭帯内」に多く存在してます。
そして、整形外科医学会では「後方靭帯領域へのブロックの方が関節腔内へのブロックよりも効果がある」とされている
このことから、靭帯内の神経終末が刺激されることで、脳に信号が伝達され、痛みを「認識」右していることが理解できます。
仙腸関節の痛みが慢性化するパターンとしては、
1、重心の偏移が起きる
2、重心が固定される
3、仙腸関節に持続的なストレスが加わる
※同じ関節面や同じベクトルでストレスがかかり続ける
4、後仙腸靭帯が痛みを受容
5、脳が異常感覚を認識
6、2の状態が解消してないので後仙腸靭帯の炎症が進む
7、関節腔内の損傷・炎症が起きる
8、慢性化
こんな感じの流れです。
初期では、靭帯で収まっているのですが、関節腔内や関節包、非伸縮性の組織まで炎症が進むと慢性化していきます。
なので、根本的な治療は重心の固定を外し、重心の自由度を出すこと
具体での治療は、仙腸関節周囲の疼痛抑制を図ること。炎症を抑えること。
この両軸思考が必要です
ぜひ臨床に活かしてください
それではまた書きます
ー小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介

小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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