坐骨神経痛

2026/01/22(木)

【重要】股関節伸展が出ているか?

 

こんにちは!

 

 

 

小田嶋です。

 

 

股関節伸展は骨盤が前傾し、体の前方+上方への推進力を得るためには必須の可動域となります。

 

 

 

腸肋筋や最長筋が遠位収縮を強いられる環境(体の構造)では、どうしても多裂筋や内腹斜筋・腹横筋は働きにくいです。

 

 

 

 

次第に「筋萎縮」を起こすことで、物理量が減ってくれば”姿勢維持”は難しくなります。

 

 

 

もちろん周辺組織にも影響が出ます。

 

 

関節包の内圧は上がりますし、

 

 

神経がちょっとした刺激で反応するようになってくると、神経痛なども起きます。

 

 

 

酸素不足になれば局所的な癒着・炎症も起きやすくなってきます。

 

 

 

だからこそ、より”ダイナミックに動かせる身体”がとても大切になってきます。

 

 

 

 

腰椎の前弯ー骨盤前傾ー股関節伸展の連動性・協調性がしっかり確保されてると、

 

 

 

 

四肢の動きは解放され、より自由な動きができます。

 

 

 

そこで、股関節伸展を促すのはやっぱり大事だよね。ということになるわけです。

 

 

 

よくよく臨床を見ていると、「ハムストリングス」や「大殿筋」はキーマッスルになることが多いので、全く問題ないのですが、

 

 

 

 

ここ忘れがちじゃないか?

 

 

 

という点で、課題提起させていただきます。

 

 

 

 

その名も「大内転筋

 

 

 

 

 

実は、最新のバイオメカニクスや解剖学の研究では結構重要視されている筋肉です。

 

 

 

ご存知の通り、大内転筋は基本的に「閉鎖神経」支配であり、 その名の通り「内転」作用を持つ筋肉です。

 

 

 

しかし、大内転筋が「二重神経支配」を受ける ハイブリッド筋であることを、臨床でどれだけ意識できているでしょうか!

 

 

 

 

大内転筋は、機能的・構造的に2つのパートに分かれます。

1、内転筋部

支配:閉鎖神経

作用:股関節の内転

 

2、坐骨部

支配:坐骨神経(脛骨神経由来)

作用:股関節の伸展

 

 

 

そう、このように二重神経支配だからこそ、”伸展”作用の方も注目する必要があります。

 

 

 

この誤解は、大内転筋といういかにも「内転しかしなさそう」なネーミングがうーん!ですよね。

 

 

 

 

さて、

それを分かった上で、

 

 

 

大内転筋(坐骨部)は「股関節の角度」によって、その役割が激変します。

 

 

 

 

特に、股関節深屈曲からの伸展において、 大殿筋やハムストリングス以上の伸展トルクを発揮することが示されています。

 

 

 

 

 

これを臨床に結びつけると、

 

お年寄りが椅子から立てない

 ・深くしゃがむと痛みが出る

・股関節の深屈曲の可動域制限になり得る

 

ということ。

 

 

この原因の多くは、殿筋やハムの筋出力低下ではなく、 大内転筋の坐骨神経支配領域の機能不全にあると言えます。

 

 

 

 

では、私たちはどのようにアプローチすべきか?

 

 

 

閉鎖神経支配のエリア(太ももの内側)をマッサージしても、 残念ながら「伸展機能」は改善しません。

 

 

 

 

ちゃんとアプローチするべきポイントは、 坐骨結節よりも内側縁〜後面の坐骨顆部のポイントです。

 

 

 

 

ここをリリースすることで、 大内転筋の坐骨部が活動しやすくなり、

 

・股関節の深屈曲改善

・伸展筋出力アップ

・立ち上がり動作や歩行がスムーズになる

・股関節ー骨盤ー腰椎の連動性、協調性が良くなる

 

 

 

 

ぜひ臨床に活かしてみてください!

 

 

 

今回の参考文献はこちら

 

 

 

それではまた書きます

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

 

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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