その他
2024/11/04(月)
なんで?!と思うようなバラン制御の反応
こんにちは!
小田嶋です。
今日はとっても面白く不思議な体の反応についてお話しします。
文章を読み進めていただき、実際にご自身でもやってもらえたら実感できるので、ぜひ行動ベースでお読みいただけると幸いです。
さて、早速ですが腰痛や坐骨神経痛、頚部痛、肩こりなどでは座位姿勢で痛みやだるさが出てくる方がとっても多いように思います。
あなたの現場ではどうでしょうか?
この時、矢状面での重心制御は2種類です。
①、重心を前方に保つ姿勢制御
②、重心を後方に保つ姿勢制御
①では重心が後方へ偏移しているので、脊柱の伸筋が活動しづらく、円背姿勢になりやすいです。
要は、脊柱起立筋群を活動させなくても、後方へ重心を移動させることで、「姿勢の保持」を行なっています。
この時、体は前後に位置する身体の重みの釣り合いでバランスを取っています。
このような姿勢制御を「カウンターウェイトの活性化」とよび、後方に位置する体幹に対して、頭部の重心を前方へ持っていくことで前後の”バランスを保っている”状態です。
バランスを保つために、関節や筋肉、筋膜を伸長・収縮・固定しているんですね。
カウンターウェイトの活性化は姿勢としては安定しますが、筋活動の低下や運動の自由度が抑えられる重心制御として覚えておいて下さい。
そのため、カウンターウェイトを使った重心制御をしているとそれ自体の神経活動が強化され固定的な座位が習慣化してしまいます。
このことから、痛みやトラブルがある患者様の「環境面」をしっかり聞き出し、カウンターウェイトの重心制御を取らざるを得ない状況になっていないか?を確認する必要があります。
よくあるのが、
・椅子が高くて足が宙ぶらりんになっている
・座面が後方側に斜めになっている
・デスクが高すぎる
・作業画面が低すぎる
・椅子の座面が柔らかすぎる(車椅子も)
これらはカウンターウェイトを取らなければいけない状況を強制的に作ってしまい、運動の自由度が一気に落ちてしまうので注意が必要です。
さて、面白い実験ですが、
①、重心を前方に保つ姿勢制御:骨盤前傾位
②、重心を後方に保つ姿勢制御:骨盤後傾位
この姿勢で座位を取ってもらい、それぞれの下肢を持ち上げ(右側だけでOK)重さを確認してみて下さい。
ちゃんとやってみると、足の重さが重心位置によって変わってくるのが確認できると思います。
下肢の質量は絶対に同じはずなのに、なぜ①と②で変わるのでしょうか?
答えは、
重心の位置関係によって「筋活動のパターン」が変わっているからです。
ちゃんとうまく実験できていれば、重心が前方の方が足は重く、重心が後方の方が足は軽くなるはずです。
このように普段の重心の位置関係によって、筋活動による重さの違いやカウンターウェイトによる運動の自由度の低下でどんどん構造のトラブルが発生してきます。
なのでCAPでいつもお伝えしている
・重心の検査→重心テスト
・関節可動域検査→構造のトラブルが実際に起きているか確認
・重心のコントロール能力(バランス検査)
が重要なんです。
検査力を上げなければ、治療の言語化は絶対にできません。
理由は「なぜここを治療する必要があるのか?」を説明できないからです。
治療手技だけを学ぶのではなく検査の引き出しを現場レベルで使えるように、しっかり積み上げていきましょう。
自費診療をすでにやっている治療家さん、これから独立しようとしている治療家さんは必須ですからね!
それではまた書きます。
小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介

小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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