テクニック

2025/10/22(水)

側弯症への徒手療法アプローチ

 

こんにちは!

 

 

小田嶋です。

 

 

側弯症への徒手療法アプローチについて、エビデンスを大事にしつつも、より臨床で活かせる方法をお伝えしていければと思います。

 

 

 

まず結論からお伝えすると、側弯症においては徒手療法だけでは「効果の実証が乏しい」という風に言われております。

 

 

 

もちろん私が臨床をやっていて、cobb角の程度よりますが、軽度〜中等度であれば、見た目も機能も改善する事がほとんどです。

 

 

 

cobb角においては40-50度以上になると”手術適応レベル”になるので、日常生活動作での支障や、見た目が気になることによって生活の質が下がることが大きな問題になります。

 

 

 

 

なので、患者さんが

・見た目の改善なのか?

・姿勢の改善なのか?

・痛みの改善なのか?

・スポーツ分野でのパフォーマンスの改善なのか?(バレェをやっている女性に多い印象)

この辺の大きな方向性は確認しておきたいです。

 

 

 

実際に、徒手でどこまで改善できるのか?ということをちょっと深掘りましょう。

 

 

 

 

まず疫学的なところですが、

全側弯症の約80%は特発性、残る20%が先天性・神経筋性などの二次性と言われてます

 

 

 

 

側弯症は、保存療法で改善させていく・予防していくという視点での国際基準では

・装具療法

・体の使い方、筋の再教育

・徒手療法

というように分けられています。

 

 

装具療法においては成長期の進行抑制に最も確立されたエビデンスとして広く知られています。

 

 

 

そのため、中等度以上になれば装具療法は必須と考えていただいて間違いありません。

 

 

そこに加えて、運動や筋の再教育を行う。

徒手療法を行う。

 

という流れがエビデンスに沿った治療方法となります。

 

 

 

側弯症においてはPPSEという側弯症のために考えられた三次元的な筋の再教育方法があります。

 

 

 

ドイツやイタリアによってやり方が若干変わるのですが、ざっくり

・呼吸を意識する

・神経ー筋の再教育

・姿勢の自動修正

などが主体とされています。

 

 

 

私としては無意識下でのバランス制御が何より大事だと考えているため

「環境設定」を一番優先して考えるべきだと思ってます。(そもそも普段私たちは右に偏っているなぁと感じないため)

 

 

 

徒手療法の分野では

・軟部組織に対する伸張性・滑走性の向上、

・関節モビライゼーション

が重視されています。

 

 

どちらか一方ではなく、どちらもやる。ということですね。

 

 

 

徒手療法分野では、私が臨床経験を通じて感じるのは

重心の固定を外すことや、重心移動を促すことは一番重要だと考えます。

 

 

 

 

そこがクリアした上で、具体的な治療アプローチポイントは

・足部

・肋骨

です。

 

 

 

足部の安定性・運動性がちゃんと担保されていることで、足部〜頭頂部までの姿勢が自然と良くなり脊柱の生理的弯曲も改善しやすいです。

 

 

加えて肋骨のトラブル(主に水平面の)を取り除いてあげることで、「見た目」や「変形の程度」が主観的に良くなったように感じます。

 

 

 

これは、患者様自身が鏡を見たときに

・肋骨の一部が出っ張っているように感じる

・肋骨の回旋トラブルがあることで、体が歪んだように感じる

・お洋服から飛び出た肋骨で姿勢が悪いと感じる

 

このように、肋骨の位置関係によって「姿勢が綺麗か?」、「体が歪んでいないか?」を捉えていることによります。

 

 

 

なので、矢状面状・前額面状の歪みは”肋骨のアライメント”が整うだけで

 

 

良くなったように感じる

 

ということです。

 

 

 

・肋椎関節の柔軟性

・胸肋関節の柔軟性

・水平面状の問題

これらをスクリーニングで検査できるようになると、側弯症も改善しやすいかと思います。

 

 

 

 

ぜひ臨床で活かしてみてください

 

 

 

 

それではまた書きます!

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

 

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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