坐骨神経痛
2024/01/14(日)
腰痛と膝関節への痛みでは足を見なければ原因治療にならない
こんにちは!
小田嶋です。
CAPでは体の土台はどこですか?
という問いに対しては
明確に「足部です」とお答えしています。
足部は「安定性」と「運動性」の両方を持ち合わせており、
さらに外部環境である地面に対して
柔軟に”適応”する作用を持っています。
例えば
・坂道
・砂利道
・芝生
・コンクリート
これらによって、足部は安定性・運動性の機能を使い
体の重心が崩れないようにうまく立ち回っています。
その中でも、特に重要なキーマッスルになるのが
「長趾屈筋」です。
この長趾屈筋は、重心テストや重心関節テスト、重心筋膜テストをしていくと
トラブルになっていることが多く、
それだけ足趾や足部に問題を抱えているということです。
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長趾屈筋の解剖学知識
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長趾屈筋は下腿の後面から内側にかけて走行しています。
起始:脛骨後面
停止:第2〜第5末節骨下面
作用:第2〜第5趾の屈曲、足関節内反、底屈
長趾屈筋は足部の内側縦アーチ(土踏まず)を形成している筋です。
そのため、機能不全を引き起こしてしまうと、
歩行時に、足を床につけた時に
足部内で衝撃分散が行えず、床から返ってきた力(床反力)をダイレクトに関節で受けてしまいます。
そうすると、関節包や滑膜に炎症が引き起こされやすく
炎症反応が発痛物質を増産し痛みを引き起こします。
併せて、内側縦アーチが機能しなければ、
踵の位置が正中軸から外れてしまうため
下からの骨連鎖が破綻します。
これはジェンガの土台が不安定で
いつ崩れ落ちてもおかしくない状況と似ています。
しかし、ジェンガと人間の違うところは
筋・筋膜と呼ばれる第三の骨格があることです。
筋・筋膜があることで
骨・関節が不安定になってもある程度補えます。
ですが、それが要因で筋や筋膜が過緊張になり、
”筋の可動性”が低下することで、循環不全になり痛みを引き起こします。
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長趾屈筋の可動性
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長趾屈筋の腱部は可動性があり、
この可動性が低下していることで、長趾屈筋にトラブルがあることが検査でわかります。
もちろん圧痛や、内側縦アーチの状態も1つの指標になるので検査の項目に入れていただけると良いです。
ある研究では、足趾を30度伸展した状態から
屈曲を促すと筋腱移行部の移動量は、平均で1.2cmであったことが明らかになっています。
加えて、母趾の伸展角度が大きくなるほど、筋腱移行部の移動量は増加します。
もちろん、これは平均的な数値なので
個体差があることは予想されます。
そのため、現場で最も重要なのは
「左右差をしっかり見る」ということです。
必ず視診した際には
・足趾の変形
・アーチの状態
・爪の変形
などを把握しておくことも忘れないようにしてください。
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整形的なトラブルにもなりうる
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スポーツ選手に特に多いのは「内側脛骨症候群:MTSS」です。
これは下腿内側の痛みや痺れが引き起こされる疾患です。
ほとんどが、外的ストレスによるものと、
使い過ぎによることが多いです。
MTSSを併発してい方に対して、
後脛骨筋と長趾屈筋の筋硬度(筋肉の硬さ)を調べたところ、
長趾屈筋の方が筋硬度が高く、過用されていたという結果が出ています。
これは、スポーツ分野においては特に足趾の動きがスポーツのパフォーマンスと直結することから
よりストレスが掛かっていたのではないか、とする見解があります。
疼痛治療分野においても
スポーツ分野におけるパフォーマンスアップでも
後脛骨筋は非常にキーマッスルになりやすく
トラブルになっていても見落とされる筋です。
ぜひ見落とさないように”検査”を現場でも取り入れてみてください。
ではでは。
ー小田嶋庸介
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以上
2018年5月23日 制定
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自己紹介

小田嶋 庸介
25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。
【所有資格】
・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター
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