坐骨神経痛

2025/11/25(火)

腸腰筋をここまで知ってるセラピスト、居ません!

 

こんにちは!

 

 

小田嶋です。

 

 

 

 

腸腰筋は慢性腰痛はもちろん、歩行、バランスにも関連してくるキーマッスルです。

 

 

 

なので、今回は腸腰筋について一緒に学んでいきましょ

 

 

 

腸腰筋とは、腸骨筋と大腰筋、小腰筋をまとめた総称名です。

 

 

それぞれの解剖を説明していきます。

 

 

 

腸骨筋

起:腸骨窩上部2/3

終:大腰筋の腱と合流し、大腿骨小転子

神経:大腿神経(L2,3)

血液:内側大腿回旋動脈

 

 

 

大腰筋

起:全ての腰椎の肋骨突起、椎間線維軟骨、腱弓

終:腸骨筋と大腿骨小転子

神経:L1-4の枝

血液:腸腰動脈

 

 

 

小腰筋

起:Th12〜L1の椎間板

終:恥骨筋線、腸骨筋膜

神経:L1の枝

血液;腸腰動脈、腰動脈

 

 

 

 

臨床を見ていると、腸腰筋のトラブルがある場合、まず、立位姿勢での腰椎の生理的前弯に問題が出てきます。

 

 

 

 

そのため、簡単な見方として背中を壁に当て、腰部に拳2個分以上入ったり拳1個も入らないような状態であれば、腸腰筋のトラブルは出ている可能性があることが予測されます。

 

 

 

 

 

厳密に言えば、本当なら仙骨のニューテーション角度が見れればより正確です!

 

 

 

 

 

さらに、片脚バランステストや、片脚起立での重心制御もうまくできるかどうか、検査するとトラブルが発生している方では十中八九、バランスが低下していることでしょう。

 

 

加えて、座位の状態で股関節の屈曲を行い検査者が膝を床方向に押し当てる出力検査では低下していることもイコールになりやすいです。

 

 

この辺を検査を通じて患者様に「言語化」するとよりわかりやすくお伝えできるかと思います。

 

 

 

 

 

 

腸腰筋筋に筋短縮や癒着が発生すると、大腰筋内に存在している神経や血管系のトラブルだけでなく

そのほかに取り囲んでいる、脊柱起立筋や腰方形筋、大腿筋膜張筋にも問題が波及します。

 

 

 

 

 

腸骨筋は特に、大腿筋膜張筋と”腱膜”の繋がりがあるため、よりダイレクトに股関節の問題へと波及しやすいのです。

 

 

 

何より、股関節の動きが制限され、脊柱起立筋や腰方形筋の連動した筋・筋膜の問題は急性腰痛症などを引き起こす確率をグンと上昇させます。

 

 

 

 

腸腰筋は、多関節筋でもあるため、多裂筋とも連動して活動しています。

 

 

そして何より

骨盤を跨いでいるため「重心」の移動とも関連してきます。

 

 

 

 

と言うのも、脊柱は重力に適応する働きがあるため腸腰筋の問題が出てくると、

重心の固定→腸腰筋の硬さの流れで影響します。

 

 

 

加えて、仙腸関節にも負担をかけてしまうため

 

仙腸靭帯-梨状筋

 

仙結節靭帯-ハムストリングス

 

 

 

などの繋がりまでトラブルが起きるので、”坐骨神経痛”にも間接的に関与することもあります。

 

 

もちろん直接、仙腸関節の痛み、仙腸関節由来の腰痛とも関連します。

 

 

 

 

 

冒頭でも記載しましたが、腸腰筋はどちらも大腿骨の小転子に停止するため、腸腰筋が短縮したり癒着を引き起こし、筋の長さが短くなっていると大腿骨を外旋させるとともに、大腿骨頭を前上方へ引き上げるようになります。

 

 

 

 

 

 

本来、骨盤の臼蓋は後面が広い面積を持っており後面側に大腿骨頭が接触していることである程度の「被覆率」を保っています。

 

 

 

しかし、大腿骨頭が前側に引っ張られることで股関節は不安定になり、アウター筋が過活動になりやすいのです。

 

 

 

 

このせいで、体幹ー股関節の連動性であるいわば大腿骨盤リズムなどが崩れ、体幹のインナー筋は近出力が発揮しづらい状態になります。

 

 

こうなれば、腰椎のハイパーモビリティに繋がり腰痛が出やすい環境(体)になってしまうのは言うまでもありません。

 

 

 

 

以上のことから、冒頭でお伝えした

・腰椎の状態

・バランス検査

・筋出力

・股関節、体幹の可動域

これらは「木の検査」として見ていただけるとより治療の視座が高くなるはずです。

 

 

 

 

 

それでは、また書きます。

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

 

 

 

 

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以上

 

2018年5月23日 制定

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自己紹介

小田嶋 庸介

25歳で独立開業し整体院 晴々の院長を務める。包括的疼痛アプローチ研究会(CAP)代表。

 

【所有資格】

・理学療法士
・認定心理士
・スポーツシューフィッター(ポドローグ)
・アロマアドバイザー
・ノルディック指導士
・ファスティングマイスター

 

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