こんにちは！

小田嶋です。

 

 

今回は、軟部組織における”癒着”を引き起こしやすいポイントについてお話ししていきます。
癒着は局所的なトラブルを起こしやすく、
関連痛を引き起こしやすくなります。

 

 

例えば、咬筋(噛む筋肉)にトラブルを起こすと
頭痛などの関連痛を起こしますし、
上腕のトラブルは指先の痺れなども関連痛として表在します。

 

 

そして、局所的な癒着が起きやすいポイントとして
代表的なのが「筋間中隔」と呼ばれる部位です。

 

 

自費治療をやっている、もしくはこれから起業していく先生には
必須の知識と技術になるので
最後までゆっくり読み進めてください。

 

 

 

 

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筋間中隔について
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筋間中隔とは、筋節間を仕切る結合組織のことです。
この結合組織はとても密集しているので、
細い腱に近いような構造をしています。

 

 

筋間中隔の役割としては
・筋同士がそれぞれ効率よくパワーを発揮するため
・隣り合う筋が協調性を持って活動できるようにサポートする
・筋間中隔周辺に位置している筋をユニットとして活動できるようにしている
など、さまざまあります。

 

 

 

このような作用があるので
筋間中隔にトラブルが起き、癒着を引き起こすことで
・筋出力低下
・関節可動域の低下
・疼痛の出現
・ユニット全体の循環状態が悪くなり、痺れや疼痛が波及する

こういった問題を様々引き起こします。

 

 

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存在部位
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筋間中隔は、
上腕部、大腿部、下腿部など様々あります。

画像は、
・下腿外側の筋間中隔
・大腿外側の筋間中隔
・上腕外側の筋間中隔
・上腕内側の筋間中隔
を添付しています。

この画像から分かるように、
広域として分布しているのが把握できると思います。

 

だからこそ、
それぞれのユニット(肢体レベル、離れた部位)で”神経痛”や”疼痛”を引き起こすのです。
神経痛を起こしやすいのは、
筋間中隔に沿って、神経や動脈が存在しているためです。

 

 

例えば、内側上腕筋間中隔の走行上に正中神経や上腕動脈が分布しています。
外側上腕筋間中隔には橈骨神経なども存在しています。

 

このことから、
「手指がなんとなく動かしにくい」
や
「指先に痺れが出てくる」
という主訴においても気にかけていく必要があるということです。

 

 

 

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見分けるコツ
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昨日のメルマガ・ブログでもお伝えしましたが
癒着を引き起こしているポイントは

・関節可動域の低下
・筋出力低下
・収縮時、伸張時どちらも疼痛がある
・異様に固い組織が存在する
・圧痛がある
こういった所見があります。

 

そのため、”木の検査”は必須項目となるので
必ず臨床で落とし込んで検査をしてみてください。

 

 

テクニックを当てはめてみても
良くならないのは検査をしていない事が多いからです。
臨床レベルで検査を使いこなせるように研磨していきましょう。

 

 

 

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ではでは。

 

 

 

 

ー小田嶋庸介

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